ノートパソコンの基本

ノートパソコンとは

ノートパソコンは、紙のノートのようなパソコンと言うことで、ノート型パソコンを略した物ですが、海外ではNotebook PCやLaptop PCなど、別の呼ばれ方をすることもあります。本体と液晶画面があり、液晶画面を開くことで、キーボードが現れるという、二枚貝の殻のようなクラムシェル（clamshell）型の構造が典型的なノートパソコンの形状です。

画面に直接書き込めるタブレットPCなど、タッチパネルの画面を搭載した製品は、この液晶画面を180度回転可能なコンバーチブル型の構造になっている事もありますが、一般的なノートパソコンはクラムシェル型の構造になって、持ち運びが便利な形状になっています。

ノートパソコンの大きさ

ノートパソコンのカテゴリは、大きさによって、A4型やモバイル型などいくつかありますが、本当にA4サイズの製品が発売されていたのは1990年代まで で、最近では売れ筋の15.4型程度のワイド液晶画面ですらA4サイズを超えており、ネットブックという新しいカテゴリも登場するなど、以前使われていた A4ノート、 B5ノート、ミニノート、サブノートという言葉は死語に近くなっています。

ノートパソコンの利点とは？

ノートパソコンは持ち運べるという大きな利点がありますが、大きな欠点は同価格のデスクトップパソコンに比べ、性能が大幅に落ちるという点です。デスク トップパソコンはサイズ、電源容量などに余裕があり、ノートパソコンを遙かに超える性能を持った物が少なくありません。

もちろん、デスクトップパソコンで も小型な製品や、低価格な製品の中には高性能ノートパソコン以下の性能の物もありますが、同等の価格であれば、デスクトップパソコンの方が性能は大幅に高いです。

しかし、最近は絶対性能では劣るノートパソコンの方が売れています。これは、ノートパソコンの性能が向上し、通常の用途では問題がなく、よりパーソナルな利用が出来る製品の方が便利だからでしょう。絶対性能を求める場合は、デスクトップパソコンの方がよいでしょう。

ノートパソコンは小さいと言われていますが、どうしても液晶サイズより一回り大きい本体部分があり、この本体部分を置くためにある程度の設置面積が必要となります。さらに、大きいと思われているデスクトップパソコンの中には、ノートパソコンよりも設置面積が小さな物がありより省スペースな場合があります。そのためノートパソコンは省スペースとは言えなくなってしまいましたが、可搬性という点では、バッテリを内蔵し、どこにでも持ち歩き、ケーブルレスで使えるという点はノー トパソコン誕生時から変わらない利点です。

コンピューターは文房具の一種と考えられますが、ノートパソコンのように持ち運びが出来るパソコンは個人専用パソコンとしては最適でしょう。