決断力がつく。
2つ目は決断力です。株式投資に判断はつきものです。株を買うのか、それとも売るのか、売る場合は全部売るのか、それとも少しだけ売るのか、など、自らが決断する機会が多々存在します。
「あの時買っておけば」や「あの時売っておけば」といった体験を何度も繰り返し、自分の納得する売り時、買い時を見付けて、状況に対応できる決断力を身に付ける、この力というものは実は非常に大事です。
その決断ひとつで儲かったり、損したりするのですから、ひとつひとつの決断が真剣勝負となります。
これらの投資行動を決断するスキルは、口で説明するのはなかなか難しいもので、やはり実際に株式投資を経験することによって身に付いていくものだと思います。
この株式投資で培った、自らのスタイルで投資を決断する力は、ビジネスにおいても、日常においても役立つことでしょう。
お金の運用に対する意識が向上する。
3つ目は資産運用に対する意識の向上が挙げられます。現在の資産を、郵便貯金、銀行預金にお金を預けるほうがいいのか、株を買うほうがいいのか、外貨預金がいいのかなど、自分の許容できるリスク、目的に応じて様々な金融商品を比較することが出来ます。
また、自分の資産状況についても自然とマメに確認できるようになるでしょう。
例えば、今の時期は相場の雰囲気もあまりいいとは言えず、自分にとって投資したい銘柄が全く無いといった場合は、無理に株式に投資せずに現金、または銀行預金で保有して時期を待つ、といった行動も大事です。
なんとなく「お金は貯金するもの」から 目的、状況に応じて「運用して増やすもの」への意識改革が出来るだけで、お金の運用力は格段に上がるでしょう。
これら3つだけでも十分、株式投資を始める理由になりますよね。
また、これはまだ先のステップの知識の例ですが、株式投資で利用する企業の財務諸表の分析手法を自分の勤めている会社に当てはめて、自分の会社の状態をチェックしてみたり、
上場企業に転職しようとしている場合、財務諸表の数字や決算短信の報告から、成長性のある企業を探してみたりなど、株式投資を通じて身に付けた知識は、他方面でも色々役立てることが出来るでしょう。
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