さらに、バーチャル投資では何百万円から1億円ぐらいまで巨額の仮想の資金を運用できます。しかも、ルールが甘いところもあり、単位株制度を採用していないところもあります。資金が潤沢にあるというのは、通常、運用上メリットがあります。タイミングを誤って購入しても何度もナンピン買い(購入時よりも株価が下がり、さらに安値で買い増すこと。)が出来ますし、また、様々な銘柄に分散投資しやすくなるからです。
しかし、実際の取引では、資金に限りがあり、満足な分散投資はなかなかできないでしょう。(少なくともバーチャル投資よりは)こういった、バーチャル投資独自のルールが結局は“過保護”となり、実際の運用に移行した際に失敗する原因となる可能性があります。
以上、簡単にバーチャル投資のメリット、デメリットについてみてきました。最後に、「バーチャル投資の活用法」について提案してみようと思います。すでに十分取引経験のある方はバーチャル投資のデメリットをあまりうけないのでバーチャル投資を自由に活用されるといいと思います。
デメリットをもろにうけるのが株式投資をこれからはじめようとしている初心者の方です。そういう方にオススメしたいのが「本当に少額でいいので実際にお金を出して取引をする」ということです。少額で投資する場合には、ミニ株、ポケット株などが使い勝手が良いでしょう。その上で、バーチャル投資で腕を磨いていくのが賢明な選択だと思います。
マーケットでの緊張感は早い段階で感じておいて損はないと思います。バーチャル投資では実際に本当の株式投資をしている気持ちで銘柄を選択し売買してください。そこである程度の技術を身につけ、徐々に実際の取引でも資金量を増やしていくのがいいのではないでしょうか。
バーチャル投資をうまく使って投資技術を磨きましょう!
文/今西英二
[関連リンク]
バーチャル株式投資 http://allabout.co.jp/finance/stock/subject/msub_virtual.htm?FM=mc
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