日銀が91年に利下げに踏み切って以降、株価は必ずしも金利に連動しなくなっています。その理由として、不良債権問題など金融システムへの不安、※デフレ・スパイラルへの懸念があげられます。たしかに、マック、ユニクロ、吉野家などをみているとデフレがすごいなあとおもいます。はやく銀行の不良債権処理がすすみ、貸し渋りが解消され、「金利が下がると企業が安いコストで資金を調達し、いずれ景気や企業業績が上向く」というまっとうな期待を投資家が持てる国になってほしいものです。
※デフレスパイラルとは、デフレ(物の)のサイクルが繰り返され、景気がますます悪化していく現象のことです。景気が悪い!→モノが売れない→売れないので値段を下げる→会社としての利益が減る→社員の給料が減る、職を失う人が増える→モノを買わなくなる→モノが売れない の繰り返しです。
さて今回の利下げ。株式市場はどう反応するでしょうか?今後の市場に注目です。FRB、ECBの同時利下げですので、世界の市場にも注目してみてください。
■今後の金融政策
公定歩合が0.1%となった今これ以上、下げてもたいした効果はのぞめそうにありません。竹中平蔵大臣も「今の枠組みでできることはやり尽くした。政策手法そのものを開拓しなくてはいけない」と述べています。従来の枠組みにとらわれない金融政策って、いったい何があるのでしょうか?みなさんも、いっしょに考えてください。よいアイデアあれば、こちら小泉総理へ投稿してみてください。反応あるかも?またタウンミーティングで質問してみるのもよいかも。9/22(土)は宮城県と長崎県、9/23(日)は福島県と佐賀県です。経済は自分たちの問題、積極的に政治に参加しましょう。
首相官邸→コミュニケーション
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