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逆に、株価が下げ相場になると、年初来安目が下値めどとなり、そこから更に値下がりすると、過去2~3年につけた安値、あるいは過去5年ほどのうちにつけた安値が下値めどとなります。
このように、株価は自分が過去につけたことのある高値・安値を目指して動く修正があるんです。それはなぜか分かりますか?ここが「株価は生き物だ」と言われている所以でもあるんですねぇ。それはなぜかというと、つまり投資家が過去の株価を参考にして、上値めどや下値めどとして売買する為です!
株価の日々の値動き以外にもこの習性が参考にあるケースがあります。この習性は使えますので、マスターしてください。ルークも良くこの習性で儲けさせていただきましたから・・・。
<配当の権利落ち>
配当の権利落ちをすると、株価は配当落ちの分だけ値下がりすることが多いですが、配当落ちして値下がりしても、株価は過ぎに元に水準まで戻ることがほとんどです。
<株式分割>
株式分割などでも、分割に応じて株価は安くなるのは当然ですよね。つまり、5000円の株価をつけていた会社が株式を1対2に分割したら、1株が2株に増える分だけ、1株当たりの利益も半分となり半値になるのが理屈です。このため、株式分割は少しも好材料にならず、むしろ株数が増えて、株価にマイナスになるという見方もあるほど。しかし、株式分割を実施しても、たいていは半値の2500円までは下げず、下げてもすぐに2800円、3000円と元の株価に向かった上昇し始めることが多いんです。つまり、過去の高値を知っている人から見ると、2500円、3000円は安く見えるからなのでしょう。
ということは、この習性を知っていれば、今後の株価の行方を知るうえで、有力なヒントとなりますよね。
ちなみに、株式分割のニュースは日経新聞のマーケット欄に必ず掲載されます。これからは忘れずにチェックしてくださいね。
以上、ルークでした。