こんにちは、保畑です。
確定申告の時期がやってきましたね。今年は徹底的に確定申告の特集をしたいと思います。
確定申告の具体的な話に入る前に、その前提として特定口座について説明します。
特定口座について
皆さん、2003年に誕生した「特定口座」ってご存知ですか?知っている人は読み飛ばしてください。
では、知らない人に。特定口座とは、証券会社が煩雑な納税手続きを代行する新たな仕組みのことです。「源泉徴収あり」と「源泉徴収なし」の2種類があります。
従来の証券税制では、個人投資家が上場株式などを売って得た利益にかかる税金について、証券会社の口座から天引きされる「源泉分離課税」と、投資家自ら税務署に申告(確定申告)する「申告分離課税」という2つの納税方法から選択できました。しかし、特定口座が誕生した2003年から申告分離課税に1本化されたのです。申告分離課税など、投資家自ら税務署に申告する必要がありましたが、それを簡便化する目的で「特定口座」という制度が設けられました。
特定口座を通じて株式を売買すると、証券会社は年間の利益と損失を差し引き(損益通算)して、課税の対象となる所得を計算してくれます。さらに、投資家が「源泉徴収あり」の口座を指定すれば、証券会社が税金の納付もしてくれるんです。昔から口座を証券会社に持っておられる方は、おそらく2003年末に証券会社から「特定口座」に移管しませんか?」という連絡が来ているはずなので、「特定口座に入ってるかな?」と疑問な方は、一度証券会社に確認してみてください。
そして、まだ特定口座を持っていない方も来年以降に備えて是非手続きをすることをおすすめします。もし、下記の証券会社に口座をお持ちなら、こちらから当該証券会社に飛んで、お申込してみてください。
(大手証券会社)
野村証券の特定口座
大和証券の特定口座
日興コーディアル証券の特定口座
(大手ネット証券会社)
イー・トレード証券の特定口座
松井証券の特定口座
カブドットコム証券の特定口座
いよいよ、確定申告の説明です。