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空前の大ヒットにのる! スターウォーズで儲かる銘柄

今回はスターウォーズに関する話題です。といっても、映画の話題をこのサイトでするわけにもいきませんし、しかもIIIを見ていない私が書けるわけもないので、株にちなんだ話題です。

執筆者:保畑 公志

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スターウォーズで儲かる会社

こんにちは、保畑です。



最近、街を歩いているとスターウォーズの看板やポスターをよく見かけますね。今回はシリーズ最終話ということもあって、ずいぶんと世界中の話題になっているようです。私の勤めている会社でも、すでに見たとか見てないとかという話題が飛び交っています。私はというと、残念ながらまだエピソードIIも見ていないので、とにかくエピソードIIを見終わってから、世間の話題に乗り遅れないようにIIIを見たいと思っています。

というわけで、今回はスターウォーズに関する話題です。といっても、映画の話題をこのサイトでするわけにもいきませんし、しかもIIIを見ていない私が書けるわけもないので、株にちなんだ話題です。


スターウォーズで儲かる会社

まずは現実を把握します。スターウォーズで一番儲かるのはどの会社でしょう?説明する必要もありません。ジョージ・ルーカスとその仲間たち、いわゆるルーカス・フィルムという会社ですね。当然のことながら、この会社がスターウォーズのスカイウォーカーやダースベーダーのキャラクターの著作権を持っており、映画の収入のほかにも、キャラクターが利用されるたびに版権料が入ってきます。

まあ、それは当然のこととして、皆さんが実際に投資をすることのできる会社で、スターウォーズの恩恵を受ける会社はどこなんでしょう。

映画館は超満員

まず思い浮かぶのは映画館ですよね。しかし、これだけの人気映画ともなると、どこの映画館でも上映していますから、お客さんの分散も当然起こります。映画館の数も膨大で世界中にありますので、映画館全体を見れば確かに利益は大幅に上昇するでしょうが、個々の映画館の収入はおそらくそれほどでもなく、まして株が上がるほどの利益を生むとは思えません。

映画関連で言うと、やはり日本での配給元でしょう。スターウォーズの日本での配給は東宝(9602)です。

●東宝ってどんな会社?

東宝は映画配給会社の老舗ですね。阪急系の映画製作・配給会社で、邦画配給では圧倒的なシェアを誇っています。実際に映画も作っているのですが、洋画に関しては配給権を取得し上映しています。最近、同社が上映した映画をあげるとそうそうたるヒット映画が並びます。「デイ・アフター・トゥモロー」、「スパイダーマン2」、「ターミナル」、「オペラ座の怪人」、「ロード・オブ・ザ・リング 王の帰還」、「ハリーポッターとアズカバンの囚人」、「Mr.インクレディブル」等。ね、すごいでしょ。そして今現在は「スターウォーズIII」を上映しているわけです。

映画も自分たちで作っています。東宝で「イノセンス」、「名探偵コナン 銀翼の奇術師」、「NIN×NIN 忍者ハットリくん THE MOVIE」、「ハウルの動く城」、「着信アリ2」等を製作し、関連会社の東宝映画で「世界の中心で、愛をさけぶ」、「いま、会いにゆきます」を製作しました。今年に入ってからも絶好調で「名探偵コナン 水平線上の陰謀」や「電車男」等の製作。特に現在上映中の「電車男」が好調で、業績に貢献するんじゃないかって言われています。

というわけで、個人的には東宝は推奨銘柄です。しかし、株価の割安/割高を測るPERは現在53倍です。適正水準とされている20倍よりかなり高い水準にあるので、少し安くなってから買うのが賢明でしょう。


スターウォーズのおもちゃを売っている会社

映画以外で思い出すのは、あの魅力あるキャラクターグッズを販売しているおもちゃの会社ですね。日本でスターウォーズのグッズを売っているのはトミー(7867)です。トミーといえばミニカーのトミカを作っている会社です。お子様のいらっしゃる方なら、トミーのおもちゃを持っていない人はいないくらいの会社ですね。

●トミーってどんな会社?

国内第2位の玩具メーカーです。(ちなみに国内第1位はバンダイです。)前述したトミカや電池で動く電車のおもちゃプラレールといった幼児向けのロングセラー商品を抱えていて、堅い事業基盤を誇る会社です。また、スターウォーズとは関係ないですが、版権商売で同社の業績に大きく寄与しているのがディズニー絡みの商品です。同社はウォルト・ディズニー社と包括ライセンス契約を結び、国内におけるディズニー・キャラクター玩具を独占して引き受けています。これと同じように、スターウォーズ関連の玩具も同社が独占して日本で製造販売権を独占しているのです。

●タカラと合併予定

また同社に投資をする上で重要なのは、今年の5月に同社が発表した合併の話です。2006年3月に同社は同じ玩具メーカーのタカラ(7969)と合併すると発表しました。両社の連結売上高を単純合算するとバンダイを抜き、国内最大手になる予定です。

さて、短期的にトミーを考えた場合、目先の合併効果や、スターウォーズの好調により株価は上昇することも考えられますが、中長期的に同社を見た場合、事業の中心である子供向けの玩具の伸びに不安があります。日本が抱える「少子化」は同社にも少なからず影響が出るのは必至です。ライバル会社のバンダイなども、国内での少子化による売り上げ減を計算にいれ、北米の市場開拓をはじめていますが、あまりうまくいっていないようです。当面は慎重なスタンスで投資をされることをお勧めします。


以上、保畑でした。

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