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2008年の大化け候補日本ガイシ(2ページ目)

日経平均はこの一年間で17000円から13000円まで約25%下がりましたが、この日本ガイシはプラス17%と逆行高しています。2008年要注目銘柄として再度ご注目ください。

藤村 哲也

執筆者:藤村 哲也

株式ガイド

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排出ガス規制における縁の下の力持ち

トラックも乗用車も排ガス規制必須
トラックも乗用車も排ガス規制必須
同社のセラミック事業は、乗用車(ガソリン車及びディーゼル車)から商用車(トラック・バス)まで車種や小型・大型を問わず、排出ガスを削減する為に不可欠な製品(ハニセラム・大型ハニセラム・SiC-DPF・Cd-DPF)を製造・販売しています。

各自動車メーカーは排出ガス規制をクリアしていないと自動車を販売できない為、規制導入国での販売車には排出ガス対応製品を搭載しなければなりません。自動車業界の環境問題対策(排出ガス規制)における「縁の下の力持ち」的存在と言えるのです。

今後の排ガス規制は世界各国で強化

現在の主要な排出ガス規制導入国(地域)は日米欧ですが、その他の国(地域)でも排出ガス規制は導入・強化が促進される傾向にあります。

特に、今まで規制の緩かった商用車(トラック・バス)向けの規制強化が促進される傾向にあります。ガソリン車に比べるとディーゼル車(バスやトラック、欧州で普及しているディーゼル乗用車など)に対する環境規制が年々厳しくなっています。これは環境汚染の大きな要因となっている為です。これらディーゼル車の環境規制が厳しくなるとフィルターや触媒などいくつかの方法で排ガスを除去しなければなりません。この辺の技術を同社は多く保有しています。

そのため同社のディーゼル関連製品(大型ハニセラム・Cd-DPF)の需要は、今後大きく拡大する事が考えられるのです。

ディーゼル乗用車は主に欧州での普及で、比較的限定的な市場であったと言えますが日米でもディーゼル乗用車に対する関心が日々高まっています。また、商用車(トラック・バス)の場合は燃費性能の優位性(ガソリン車に比べて20%~30%程度優れている)等の要因からディーゼル車が大半を占めているという状況です。

トラックやバス、乗用車などの市場規模を考えても、同社のセラミック事業(特にディーゼル関連製品)は、まだまだ拡大していく事が見込めるのではないでしょうか。

日本碍子の株価はこの一年でプラス17%と逆行高
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