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何を基準に銘柄を選ぶか?(3ページ目)

今までの皆様の銘柄選びはどのように行っていたでしょう?株価が安いから、材料が出たから、業績が良かったから、チャートを見て、等々あると思います。しかし実はこの最初の段階で躓く方が多いのです。

藤村 哲也

執筆者:藤村 哲也

株式ガイド

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最初の選択によって雲泥の差!

雲泥の差!
最初の選択によって雲泥の差!
この数年間皆様の投資成果はいかがであったでしょう?

ソニーやトヨタ、日産や三菱UFJ銀行など日本の代表的な株を保有している方は戦々恐々としていると思います。

日本企業にとって大事なお得意先であった米国の消費の落ち込みがとにかく急速で激しいのですから当然です。ここ数年はこのことを折り込んでいく相場でした。心を痛めている方も多いと思います。
しかし、金融危機再燃懸念が広がる中で、このたった数ヶ月でも選択によって投資格差は広がりつつあります。こうゆう時だからこそ選別し銘柄を入れ替えていく作業が非常に重要となり投資成果を分けます。

2008/10/282009/2/24上昇率
日本製鋼所545 801 47%
ソニー1996 1555 -22%


この直近の例を見ても分かるとおり格差は出てきております。一方は47%の上昇で、一方は22%の下落ですから乗り換えることによって70%近くもたったの数ヶ月で開いてきてしまうのです。この積み重ねが株式投資を行う上では非常に重要となりましょう。しかし今のような相場ですから買ったら買いっぱなしではなく臨機応変に売り買いしていくことも重要です。

この開きは将来的にますます開いてくると判断しています。

ではなぜこのような開きが出てくるのでしょう?

それは偶然ではありません。そこには世界経済の動向が反映されているのです。

日本製鋼所は米国の経済対策や中国の経済対策にも絡み、今年の後半以降好材料がもっと表面化していくと判断しています。特に原子力発電所に不可欠な部材を供給するという点で非常に将来性豊かです。

その一方で、ソニーは液晶テレビの不振やブルーレイ、プレステ3の不振、円高、米国景気不振などでまだまだ厳しい状況が続く見通しです。そう簡単に浮上してくることはないと判断しています。これは米国主導型、米国消費主導型の世界経済は終焉したからです。ソニーはその典型例です。

株価は先読みして動いてきます。両者ともに短期的な上げ下げはもちろんありましょうが、逆に格差が縮小する場面(ソニーが上昇し、日本製鋼所が下がる局面)では乗り換えの好機と捉えていくことで報われる公算が高いと判断しています。

この乗り換えの有効性は期間と市場を広げるとより鮮明になります。

-2/24評価額
保有し続けた場合77万円
入れ替えた場合327万円


上表は10月28日からの換算です。東京三菱UFJ銀行の株100万円分を保有し続けた場合は現在77万円となっています。しかし、紫金鉱業(香港上場2899)に乗り換えた場合は327万円に評価額はなっています。この格差は埋めようがない格差といえましょう!!

たった3ヶ月前のたった一つの決断がこのように大きな差(100万円投資で250万円の格差)となってくるのです。これも経済動向を反映した結果なのです。金融への不安増長と安全資産である金資産へのシフトという経済情勢を反映しています。

今から数ヵ月後の5月や6月に同じように喜べるように精一杯サポートしていきたいと考えております。

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