JTBの旅行積立「たびたび」がリニューアル。使いたい時に使いたい旅行商品に引換えることができる「たびたびバンク フリ?プラン」と、従来通り満期を待って旅行商品に引換える「たびたびバンク 定期積立プラン」の2タイプになり、インターネットで契約内容や残高照会ができるようになりました。現在は個人を対象とするサービスですが、2004年4月には団体を対象としたサービスを開始する予定です。
注目のサービス額(=利回り)は、フリープランは1.5%、定期積立プランなら1.75%と銀行の定期預金を大きく上回ります。ただしフリープランに限っては2004年3月31日までに申し込んだ場合、申込日から6ヶ月間サービス額が3%にアップ、更にお得です。
■ATMから入金可能
フリープランの最大の売りは、「入金と引換えの自由度」。
<入金>
・専用入金口座に入金
・JTBの店頭(手数料不要)で入金
・銀行、郵便局、コンビニのATMから入金(要手数料)
・毎月定期額自動振替
・いつでも入金可能で入金額も自由
<引換え>
積立途中でも積立残高内を旅行代金に引換えることができる。
フリープランの契約期間は5年間。この期間中であれば入金、旅行代金への引換えは自由です。しかも1.5%のサービス額がついているのです。旅行好きの人には一押しの積立といえるでしょう。
■定期積立は1.75%の利回り
「たびたびバンク 定期積立プラン」は、
(1)一時払い(3万円以上 1~5年間預ける)
(2)毎月一定額を一定期間積立(毎月3,000円以上 12~60回積立)
(3)目標額と期間を設定して毎月積立(12~60回積立)
の3コースがあり、満期時に1.75%(2003年10月現在)のサービス額――フリープランに比べ自由度が制限される分、フリープランよりサービス額が多い――がプラスされます。
【例】旅行は5年後、費用50万円、満期時の金額は
(1)50万円を一時払い 5年間預ける → 543,750円
(2)毎月8,000円を60回積立→480,000円+21,350円=501,350円
(3)目標額50万円 60回積立→500,033円(毎月の積立額=7,979円 プラス額=21,293円)
■清算時には身分証明が必要
今までの「たびたび」は旅行券が発行され、この旅行券を誰かにプレゼントすることができました。しかし新しい「たびたびバンク」では、これは不可能です。しかも積立金は、主催旅行、宿泊を伴う旅行、国際航空券などの支払いのみ引換え可能で、JR券やJR回数券、国内線航空券等のみには使えません。利回りの魅力は増しましたが、使い勝手は悪くなってしまいました。
また、旅行代金の引換時には、JTBより発行される「たびたびバンクカード」と本人の確認ができるもの(運転免許証、健康保険証、パスポートなど)が必要と少し面倒です。
最近ではネットでホテルや旅館を予約、カードで決済というケースも増えています。利回りはいいけれど利用できる旅行が無い、清算時の手間がイヤなど、新しい「たびたびバンク」の使い勝手に問題を感じる人もいるでしょう。「たびたびバンク」に申込む前には清算時の手間と自分の旅行パターンをよ~く考えることが必要です。
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