しかし、大学の入学資金や結婚資金など、短期間まとまった金額を一時的に預ける金融商品を探している人にはとっては、かなり利用価値の高い金融商品ではないでしょうか。
三菱信託銀行
「ウェルカム定期プラン」というネーミングの金融商品で、三菱信託銀行に初めて口座を開設する人を対象としています。「10月1日~11月30日に口座を開設し、300万円~2000万円を預けること」が条件です。預入期間3ヶ月経過後は自動継続扱いになります。「ウェルカム定期プラン」が満期になった時点で、投資信託や外貨定期預金、スーパー定期預金、スプリング(3年定期)などの一定の金融商品に預けかえると、ギフトカードをプレゼントするというサービスがプラスされています。
みずほ信託銀行
「特別金利定期預金」は、11月1日~12月30日に300万円~5000万円を新規に預け入れる個人顧客が対象です。預入期間は3ヶ月と6ヶ月の2タイプがあり、満期後は普通預金に入金されます。11月1日に提示された金利は、
預入期間 | 適用金利 |
3ヶ月 | 年率1%(税引き後0.8%) |
6ヶ月 | 年率0.6%(税引き後0.48%) |
ですが、期間中に適用金利は変わることもあります。
これらの商品は、共に元本保証で預金保険の対象となっています。ただしペイオフで守られるのは1千万円までです。これを超えた金額については預金保険の対象外となりますので、預入金額についてはじっくり検討しましょう。
「1%」の金利を提示しているこれ以外の定期預金は、新生銀行のPowered One――預入期間は5年(銀行の判断によって満期期間を3年延長することもある)――だけです。
預入期間の3ヶ月や最長8年、は「帯に短したタスキに長し」ですが……。12月はボーナス支給の月です。通常11~12月には、ボーナスを対象とした高金利の金融商品が各銀行から発売されています。三菱信託銀行やみずほ信託銀行に預け入れるのは11月末まで待って決めても遅くはありません。