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10年定期・半年複利1.2%が出た!

年平均利回り1.27%の10年定期預金です。最低預入金額100万円で店頭での預入が対象という地域限定・期間限定の定期預金です。途中解約しても元本割れすることはありません。リスク分散用にいかがでしょうか?

大沼 恵美子

執筆者:大沼 恵美子

貯蓄ガイド

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9月30日までの期間限定、高利回り金融商品第2弾、10年定期預金です。

トップは、東京スター銀行で、金利1.2%半年複利(年平均利回りは1.27%)。すごいでしょう! ただし、「最低預入金額100万円、店頭での預入が対象」なので、利用できる人はかなり限定――本支店があるのは、東京都、神奈川県、千葉県、埼玉県、山梨県、愛知県、大阪府――されてしまいます。途中解約も可能で、金利はかなり下がりますが元本割れすることはありません。

<10年定期預金・預入金額100万円・満期時受取額比較表>
銀行名金利計算方法満期時受取額
東京スター銀行1.2半年複利1,101,600円
新生銀行(注)1.25%単利1,094,000円
日本振興銀行1.0%単利1,080,000円
(注)5年定期預金の預入期間が更に5年間延長されたケースで、金利は6年目から1.1%→1.25%にアップする。

期間が短縮される定期預金って?

金利1%(単利)で預入期間8年という、ある意味おいしい定期預金があります。
募集しているのはあおぞら銀行で、名称は「満期日繰上特約付定期預金エクセレント・ファースト」です。

仕組みは新生銀行と逆で、満期期間が8年→4年に短縮される可能性があるというもの。ただし、途中換金の場合は元本割れする可能性がある、というのは新生銀行と同じです。
最低預入額が300万円と高く、簡単に利用できないのが残念です。

「預入期間の短縮・延長」は、提示金利以上のメリットを銀行が受けることができない、と考えられる場合に実行されるとおもわれます。
銀行にとってのメリット=預金者にはデメリット、ということです。新生銀行の場合は預金期間は10年、あおぞら銀行は8年と想定して、利用するか否かの判断をしましょう。

番外編

東京スター銀行が9月30日までの限定募集で取り扱っている1年定期は、なんと金利0.1%で半年複利という珍しい定期預金です。一般に1年定期は単利計算が多いのです。
最低預入金額は100万円、1年後には1,000,800円を受けるとることになります。


日本経済が少し元気を取り戻してきたのでしょうか、最近、高金利の定期預金が増えてきました。今後金利がじわじわと上昇する可能性があります。
「金利上昇時には短期間の金融商品に預ける」が鉄則ですので、10年定期預金の出番は少ないかもしれません。しかしリスク分散のため、元本保証・高利回りの金融商品に預けたい!と考えているのであれば、一考の余地はあります。

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