家計簿・家計管理/家計支出を削減するための節約テクニック

自治体の保養所を利用して格安旅行をしよう(2ページ目)

地方自治体の保養所が一般に開放されつつあります。保養所を利用すれば予算1万円程度の温泉旅行も夢ではありません。箱根、湯河原、猪苗代……。さあ、今度はどこに行きましょうか。

大沼 恵美子

執筆者:大沼 恵美子

貯蓄ガイド

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湯河原1泊2食6,130円(杉並区)

杉並区が湯河原に所有している「湯の里・杉菜」は、家族風呂や露天風呂があり、電車利用者には湯河原駅からの送迎バス(午後3便)が準備されています。利用料は、杉並区民は平日1泊2食6,130円、一般は8,550円です。旅行費用は:
  • 区民(平日):新宿~湯河原の交通費+宿泊費=1,890円×2+6,130円=9,910円
  • 一般(平日):新宿~湯河原の交通費+宿泊費=1,890円×2+8,550円=12,330円

となります。

猪苗代1泊2食7,700円(豊島区)

利用料は、区民(=住民)と区民以外の人と区分けするのが一般的です。ところが豊島区は住民に加え在勤・在学の人までを区民としています。豊島区には会社や大学がたくさんありますが、いったいどのくらいの人がこのことを知っているでしょうか。もったいない話です。

「猪苗代四季の里」(豊島区)の利用料は、区民(在住・在勤・在学の人)は平日1泊2食7,700円(1室2名使用)、区民以外は同8,500円です。「猪苗代四季の里」には天体観測室や展望風呂といったちょっと珍しい設備があり、猪苗代駅から午後3便送迎バスが運行されています。
<利用しようと思ったら直接電話!>
保養所連絡先一覧
(各保養所作成の利用パンフレットより抜粋)

今後多くの自治体が、保養所の運営を民間に委託していく方向にあります。ということは、住民以外の人が割安料金で保養所を利用できるようになるということです。保養所特有の利用条件、例えばタオル・洗面用具などが備わっていない、お布団の上げ下ろしは自分で行う、食事時間が決まっているなどホテルや旅館に比べてサービス面で劣るのは否めません。その代わり、料金の割りに料理内容が充実している、スペースがゆったりしている、部屋数が少ないので静か、などマイナスを補う良い面も多くあります。

住民はもとより一般にも開放されつつある自治体の保養所。旅行を思い立ったら、保養所とホテルや旅館を様々な視点で比較検討することをお勧めします。尚、保養所の利用は住民(一部在勤・在学の人も含む)が優先予約となっています。また住民料金で利用する人には住民であることを確認しますので、証明できるもの例えば健康保険証、運転免許証、障害者手帳などを持参(コピーも可)する必要があります。忘れた場合、事後提出による割引はできないので一般料金になります。利用料金等詳しい内容については予約する際にご確認ください。
<保養所の1泊2食付宿泊料金表>
保養所の1泊2食付宿泊料金表
(各保養所作成の利用パンフレットより抜粋)

次回は千代田区、渋谷区、港区のとんでもなくすばらしい格安保養所をご紹介します。
【関連リンク】
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