インターネット・バンキングの被害補償は個別対応
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ウソ~! 預金がなくなってる。どうして……? |
盗難通帳による被害に対する補償には一定のルールが設けられたので対応できますが、インターネット・バンキングの補償基準は個別対応となっています。全国銀行協会「預金等の不正な払戻しへの対応について」によると、「インターネットの技術やその世界における犯罪手口は日々高度化しており、そうした中で、各行が提供するサービスは、そのセキュリティー対策を含め一様ではないことから、重過失・過失の類型や、それに応じた補償割合を定型的に策定することは困難である。したがって、補償を行う際には、被害にあったお客様の態様やその状況を加味して判断する。」
確かにセキュリティーは銀行ごとに異なっています。利用者は銀行から届くセキュリティーに関するお知らせにしっかり目を通して実行する必要があります。併せてパスワードやID等の管理を慎重に行い、ウィルス対策も個人レベルで導入するなど自己防衛に努めましょう。万が一被害にあった場合は、直ぐに銀行及び警察へ通知し、事情を説明して補償が受けられるようにしましょう。被害の早期発見は定期チェックが一番です
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【全国銀行協会「預金等の不正な払戻しへの対応について」に関して】
【全銀協ニュース】
- 平成20年2月7日「盗難通帳による払出し件数・金額等に関するアンケート結果等について」はこちら
- 平成20年2月19日「預金等の不正な払戻しへの対応について」はこちら
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