株で儲けるためにはニュースを先読みする力が不可欠です。マネックス証券の藤本誠之さんにニュースを読むためのポイントを伝授してもらいました!
株式投資は連想ゲーム!
マネックス証券 戦略事業部 藤本誠之さん。ラジオNIKKEI「フィナンシャルBOX」にもレギュラー出演中。 |
株式投資を始めると、自然と新聞やテレビのニュースが気になりだすという人も多いようですね。裏を返すと、それだけニュースが株価に大きな影響を与えるということになるのでしょうか?
A:
そうですね。企業の業績のニュース以外にも株価に影響を与えるニュースはたくさんあります。政治や経済、スポーツ、芸能、果ては天気まで、ありとあらゆるニュースが株式市場に影響を与えていると言ってもいいくらいです。
Q:
そうしたニュースをうまく株の売買に結び付けていくにはどうしたらよいのでしょうか?
A:
ズバリ、連想ゲームを楽しむことだと思います。
株式投資は連想ゲームです。ニュースに対していかに反応するかを皆で競い合うようなものなのです。ニュースを聞いたら、それがどの銘柄にどんな影響を与えそうか、想像を膨らませてみる。この想像力が勝負の鍵を握っているのだと思います。
「半歩先を行く」連想がポイント
Q:「風が吹けば桶屋が儲かる」なんていう言い回しもありますが、やっぱり想像はどんどん膨らませていくが勝ちなのでしょうか?
A:
大切なのは連想のスピードです。
株価は自分だけがよいと思っても上がりません。多くの人が連想してくれないと株価は上がらないのです。
だから、あまりにも速いスピードで連想していくと、実際に株価が動き出すまでに時間がかかってしまいます。「他の投資家の半歩先を行く」、これがポイントなのです。
→次ページでは、ニュースを銘柄へ落とし込む思考回路を伝授していただきます!