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あと少し遅ければ…見切り売りで大損失!(2ページ目)

株は売りのタイミングが非常に難しいといいます。しかもパニックになっているときは尚更です。ではどういうタイミングで売ればいいのでしょう。その1つの方法を紹介します。

川崎 さちえ

執筆者:川崎 さちえ

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移動平均線とは

短期での売りのタイミングを見つける方法の1つはチャートです。その中でも移動平均線に着目してみましょう。

移動平均線には5日移動平均線、25日移動平均線、75日移動平均線などがあります。たとえば25日の場合、最終取引日を含めた過去25日の終値の平均を線で結んだもので、株価のトレンドをつかむために使われます。

短期であれば5日移動平均線と25日移動平均線、中期であれば25日と75日など、投資期間によって使うものが違ってきます。チャートを見てもわかるように、移動平均線の形自体も違うのです。
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5日移動平均線と25日移動平均線の組合わせ。5日移動平均線はローソク足にほぼ連動する。短期売買のときに利用することが多い。出所:マネックス証券ホームページ

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25日移動平均線と75日移動平均線との組み合わせ。平均を取る期間が長いため、ゆるやかな曲線となる。出所:マネックス証券ホームページ


移動平均線を使った売買タイミング

売りのタイミングとしてオーソドックスなのが、移動平均線が下向きになったタイミングです。この場合、あくまで平均をとるため、株価が下がってすぐに移動平均が反応するわけではありません。なのでぴったり天井で売るのはむずかしいでしょう。しかし株価が下降しているのかどうかのトレンドを確認してから売るということであれば移動平均線も1つの指標になるのです。

逆に底を打つタイミングも移動平均線で予想することができます。この場合は、移動平均線が上向いたらトレンドが変わるサインと考えることもできるので、このタイミングを待ってから売るということもできそうです。

ただ、この場合の売りは「損切り」になることが多いと思います。「もう持っているのが嫌だ!」「次の銘柄に移りたい」という場合に、少しでも損失をおさえながら売るというイメージです。
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移動平均線が下向いたとき、あるいは上向いて株価が戻ってきたときに売る方法がある。出所:マネックス証券ホームページ

あるいは、買いのチャンスを狙うのであれば、移動平均線が上向いたタイミングも「あり」だと思います。こういった指標は絶対的なものではなく、あくまで投資をする上で情報の1つとして利用します。移動平均線がすべてになってしまうと、急激な市場の変化に対応できなくなるのです。したがって、柔軟な対応が求められる相場においては、様々な情報を総括して考える必要があると思います。


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