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あと少し遅ければ…見切り売りで大損失!

株は売りのタイミングが非常に難しいといいます。しかもパニックになっているときは尚更です。ではどういうタイミングで売ればいいのでしょう。その1つの方法を紹介します。

川崎 さちえ

執筆者:川崎 さちえ

フリマアプリ・ネットオークションガイド

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売買回数が多ければ儲かるのか?

「あと1週間持っていれば…」こういうことはありますよね。仕方がないといえばそれまでですが、なんとも悔しい。ただ、売り時を探すのは、10億円を儲けるような個人投資家が「むずかしいですね~」というくらいむずかしいものです。

しかも売買の回数が多ければ儲かる金額も多くなるというわけではありませんよね。手数料もかさみますし、タイミングが悪ければすべて損切りになってしまうこともあります。たとえば下のチャートの場合、理想的な売買のタイミングは印のところです。
画像の代替テキスト
オレンジの丸が買いタイミングで、青が売りのタイミング。このタイミングで売買できるのが理想。出所:マネックス証券ホームページ

しかし、すべてがこのタイミングで売買できるトレーダーはそういないのが現実です。

こういった波に関係なく利益を追求するのであれば、やはり中長期で保有することでしょう。そうすれば、売買のタイミングも考えることがないので、短期よりは気楽に投資ができます。

売るタイミングの考え方

売るタイミングの考え方としては大きく2つあります。

■買ってからの上昇率(下落率)で決める。
例えば、300円で買った場合、5%上昇した315円、あるいは5%下落した285円で売るというように、あらかじめ決めておくと迷いも軽減されて売りやすくなります。同じような考え方としては金額があります。こちらは買ってから3万円含み益が出たら(含み損が出たら)売るという考え方です。

■期間で決める
この場合、含み益、あるいは含み損がいくらあるかは全く関係ありません。買ってから1年後に売るというように日時を決めてしまうのです。日時の設定としては、家族旅行などのイベントで使うということもありますし、子供が大学に行くときに使うというようなことも「あり」だと思います。

しかし、これ以外にも「売り」のタイミングはやってきます。例えば株価が急落したときのパニック売りですね。これは想定外になるのですが、多くの投資家が一斉に株を売るので、大きな下落となりますし、同じように売りたくなるものです。

しかしここで大切なのは、なぜ急落したのか?の原因を探ること。たとえばNYダウが大幅に下がったからそれに連動したということもありますし、経済指標の発表前の利益確定ということもあります。あるいは、全体的な株価上昇による利益確定ということもあるのです。株価が下がった原因を確かめて、自分なりに検証してみることが大切です。
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