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投資信託を買う前に知っておきたいこと(2ページ目)

投資信託を買ってみようと思って行動するのはとてもいいことだと思います。でも、その前に知っておきたいこともあるのは事実。そこで、今回の記事では投資信託のイロハをお伝えします。

川崎 さちえ

川崎 さちえ

フリマアプリ・ネットオークション ガイド

ネットオークション歴19年、フリマアプリ歴9年。NHK「あさイチ」をはじめとした多数の情報番組に出演し、経験に基づいた実践型のフリマアプリやオークションやの魅力を伝えている。

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高いパフフォーマンスは期待できない?

投資信託の場合、個別銘柄と違って、短期間での高いパフォーマンスはほぼ期待できません。そもそも、投資先を分散させることによってリスク分散をする同時に、リターンも分散されてしまうのです。

仮にA、B Cの3つの銘柄を同額ずつ買ったとしてAが20%アップ、Bが10%ダウン、Cが5%アップしたら、全体としては15%アップしたことになります。ようは、平均を取るという感じ。しかし、仮にAを全力で買っていたら、20%アップしましたし、Bを買っていたら10%ダウンをしています。

つまり、1つの銘柄に集中した場合、上がればリターンも大きいのですが、株価が下がったときのダメージも大きくなるのです。しかし投資信託というのはあくまで分散をするのが基本。そのため高いパフォーマンスではなくて安定性を求めた商品ということができます。

信託報酬がかかる

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信託報酬は毎日かかるコスト。そのため、積み重なった時に大きな金額となる。
前のページで紹介したコストの1つ、信託報酬。これは投資信託を保有している間は、毎日毎日かかってしまうものです。ということは、長期で保有するほど投資家の支払う費用は膨むということになり、わずか0.1%の違いでも長期的に見れば大きな差になってくるのです。

一方で、トヨタやソニーなどの個別株を持っている場合には、当然信託報酬はありません。なので、いくら長期間持っていても、株価の変動によるリスクで済むのです。

信託報酬という、隠れたコストで非常に見えにくいということ。これが投資信託の弱点でもあります。

以上のことを踏まえて、実際にどうやってファンドを探していけばいいのでしょうか。そもそもどんなファンドがあるのでしょう。これについては、次回詳しく見ていくことにします。

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