そこで、実際のところはどうなのか、ガイド上野はハワイで預金口座を作ってみました。
セントラル・パシフィック・バンクへ
訪れたのはセントラル・パシフィック・バンクのワイキキ支店。ハイアットリージェンシーホテルの隣なので、旅行者でも見つけ易い場所です。
当日持参するのは預け入れる現金(またはトラベラーズチェック)とパスポート。私は米ドルの手持ちがあまりなかったので、日本円をその場で両替してもらって預金することにしました。
日本語の話せるスタッフが個別ブースで応対
中に入るとカウンター手前に待合用のソファとテーブルがあり、そこに「名前を書いてお待ちください」と日本語で書かれた用紙がおいてありました。私と友人はそこに名前を書いて待つこと15分。個別ブースに案内され、日系人の女性スタッフから口座の説明を受けました。あとでお聞きしたのですが、この女性スタッフの方は60歳を過ぎており、一度子育てのために会社を辞めましたが、最近になって再びパートで勤務しているとのこと。専門職として顧客の対応をすべてまかされ、生き生きと働いている姿がとても印象的でした。
ショッピングに便利な当座預金のチェックカード
「普通預金口座を作りたい」と伝えましたが、「当座預金の説明もさせてください」と当座預金と普通預金の違いを説明してくれました。
普通預金は日本の普通預金と同様ですが、当座預金は小切手を使って支払う場合に必要な口座です。小切手など使わないのに…と思っていたら、チェックカード(当座預金のキャッシュカード)も一緒に申し込むと、そのカードと暗証番号でデビットカードと同じように即時払いで買い物ができるとのことでした。日本では普通預金のキャッシュカード=デビットカードですが、こちらでは普通預金ではできず、当座預金の口座が必要なのだそうです。
ワイキキにたくさんあるABCストアでも小銭を出さずにチェックカードで買い物できるとのことだったので、持っていると便利かなと、当座預金も作ることにしました。
普通預金と当座預金との資金移動はインターネットからできます。
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