特徴は「特色化選抜」と呼ばれる制度

岐阜県の高校受験制度の特徴は、自己推薦型の推薦入試である「特色化選抜」

岐阜県の高校受験制度の特徴は、自己推薦型の推薦入試である「特色化選抜」

岐阜県下の私立高校は15校(聖徳学園大学附属と清翔は統合)。東大や京大に多くの合格者を出している岐阜、京大に多くの合格者を出している大垣北など、県内に私立高校が多くないこともあって、公立高校に進学校が多いのが岐阜の特徴です。

岐阜県の高校受験制度で最も特徴的なのが「特色化選抜」と呼ばれる選抜方法です。2002年より、それまで実施していた推薦入試、一般入試、二次選抜という制度を改め、特色化選抜、一般選抜へと変更しました。特色化選抜と一般選抜を合わせて、公立高校を2回受験することが可能です(ただし、特色化選抜で合格した場合は、一般選抜を受験することは不可能)。

特色化選抜は、いわゆる自己推薦型の推薦入試。各高校ごとに「自ら学ぶ意欲や問題を解決する力に優れた者」「国語・数学・英語において 優れた能力を有する者」などの求める生徒像が明示されていて、受験生が個性に応じて志望校を選べる個性を重視した受験制度と言えます。この特色化選抜は推薦入試でありながら、検査Aと検査Bと呼ばれる学力検査を実施するなど、いわゆる推薦入試とは少し異なる点があるので注意しましょう。

2010年入試からの変更点

調査書の評定は、特色化選抜、一般選抜ともに、「第1学年の評定+第2学年の評定+第3学年の評定」から、「第1学年の評定+第2学年の評定+第3学年の評定×2」となり、第3学年の評定が特に重視されることになりました。

これまで特色化選抜の募集人員の割合は、普通科(コースを含む)、理数科、英語科では、入学定員の10~20%の範囲で各高等学校長が定めるとなっていましたが、2010年からすべての学科で入学定員の10~50%までとなりました。調査書の記録と実施する検査の結果の比率については、7:3~3:7の範囲となるよう各高等学校長が定めるとされ、特色化選抜学力検査を実施する場合には、面接・小論文・実技検査・自己表現のうち、いずれか1つ以上の検査を組み合わせて実施することになりました。

一般選抜では、これまで調査書の評定と学力検査の結果の比率については7:3~3:7のうちから各高等学校長が定めるとされていたものが、調査書の評定と学力検査の結果の比率を5:5とするように変更されました。志望校にかかわらず調査書の評定が重要になります。