(1) 特定の年次だけの単発的な赤字
(2) 何回かに分かれて断続的に赤字が発生
(3) 一定期間継続して赤字
(1)は一時的な大型支出のためによく起こるケースで、その大型支出に向けての積み立てを始めるかローンを組むか、あるいは単純に貯蓄を取崩すのかなどの対応策を検討します。
(2)や(3)のケースでは、収支的に「危険」な状況となっていることが多く、保険の見直しやローンの見直しから始めて、場合によっては直接支出を削減したり、パートなどにより収入をふやす、といった苦痛を伴う対応策が必要となることもあります。
キャッシュフロー表の最重要チェックポイントは、貯蓄残高の推移です。この数値が、極端な下降線を描くことなくプラスを保っていれば、とりあえず現在のペースで生活していけば、自分のライフプランが実現できるということになります。そして、この貯蓄額の推移に大きな影響を及ぼすのが「運用利回り」なのです。
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「我が家のマネープラン入門」より 神戸孝・柳沼正秀共著