ライフプランを達成する目的で行なう運用の場合
実際にライフプランの達成を目指す運用を行う場合には、最終目標金額を達成するための運用を行うことになります。そのため、金融商品を売却してもその資金が必要の無い場合は、その利益も含めて再投資するという(資産全体で見れば)「複利運用」になります(資産形成期)。
複利運用では
100万円を金融商品Aで4年運用すると131万円ほどになるのに対して、金融商品Bで運用すると127万円弱にしかなりません。単利運用では金融商品Bが勝つのに、複利運用では金融商品Aが勝ってしまいます。つまり、ここではコツコツ運用のカメが勝つことになります。
カメに軍配!
いざ運用を始める!となると、短期の間にたくさん儲けたい!という気持ちになりがちです。しかし、たくさん儲かるということは、たくさん損することも覚悟する必要があります。最初は猛スピードで走っても途中で昼寝をすると、コツコツ運用に最終的に負けてしまう可能性が高くなります。
リスクに弱い複利
金融商品Aは、毎年同じリターンで運用されています。つまり、ブレの無い運用=ノーリスクの運用が行われています。(投資の世界では、リスク=ブレ、価格変動のことをいいます)。金融商品Bでは、ブレの大きい=リスクの大きい運用が行われています。複利運用は、リスク(特にマイナスリターン)にとても弱いのです。