住宅ローンを選ぶ
金利は融資期間が同じであれば変動金利より固定金利、短期間より長期間のローンの方が高くなります。
金融機関オススメの低金利の変動金利ローンだと1%台、短期(2~3年間)の固定型ローンだと、金利は優遇金利などの適用を含めると驚くほど低く、1%未満は当たり前です。
例えば 2005年1月現在で
●みずほ銀行の2年固定の住宅ローン 0.9%(特別金利適用期間中)
●みずほ銀行の変動金利の住宅ローン 1.675%(金利優遇を受けた場合)
長期固定型の住宅ローンは
●みずほ銀行が取扱っている住宅金融公庫買取型だと
最長35年間の固定金利 2.66%
●グッド住宅ローン株式会社が扱う住宅金融公庫買取型では
最長35年間の固定金利 2.23%
住宅ローンのタイプや取扱い金融機関によって金利もかなり違ってきます。
大切なことは、我が家に合った住宅ローンを選択することです。
借りる金額、期間で最適なローンを選ぶ
融資金額が少なく、返済期間が短かったり、比較的短期間に繰上げ返済していくという方は、短期の固定金利型や変動金利型の住宅ローンでも、金利が上昇した時のリスクは低減され総支払額も少なく済む可能性があります。長期間にわたって物件購入価格の大部分に対して融資を受ける方は、変動金利型や短期固定型の住宅ローンで融資を受けると、先々金利が上昇していった時に、返済額が増えてしまうというリスクがあります。
そのような不安にさらされたくないという方は、長期間固定型の住宅ローンを選択した方が安心です。
超低金利な現状では、長期固定型が有利!?
ファイナンシャル・プランナーの一人としての私の意見は、現在の超低金利情勢においては、長期固定型を圧倒的に支持します。低金利であることに加えて、金利が変動しないため返済期間中の返済額が確定しているので将来のライフプランやマネープランが立てやすいというのも大きな魅力です。
変動金利型や短期固定型は先々金利が変動した場合、月々の返済額も変わってしまうので、家計全体の収支や貯蓄計画も不安定なものになりがちです。
金利が上がっても、消費者である私達はリスクを負うことがないということも安心できます。
そういう私も昨年住宅を購入した際に、迷わず【長期固定金利型】の住宅ローンを組みました。