皆さんはムダづかいの誘惑や使途不明金のワナから自分を守れますか?
使途不明金が悪いと責めているわけではありません。なかには本当に必要だったものを買ったお金でただ憶えてないだけのものもあるでしょう。
あるいは家族の絆を深めるためや、パパやママのストレス解消のために遣ったのかもしれません。それは決して悪いお金の遣い方ではありません。
しかし中には、後から振り返ってみると「なんで必要もないのにこんなもの買ったんだろう」「コンビニにノートを一冊買いにいったつもりなのに、いつのまにか雑誌やお菓子も買っていた・・・」など、必要のないものにお金を遣っていることもありますし、振り返ると後悔することも多いですね。
消費者側の皆さんと反対の立場にいる販売側の方もそんな皆さんに、ムダな買い物をしてもらおうと一生懸命に知恵を使っていますよ。
例えばコンビニです。以前はコンビニのお店の前にジュースやタバコの自動販売機がありました。最近ではその自動販売機がなくなってきていることに気づいている方も多いでしょう。なぜでしょうか?
そうなんです、ノドが乾いたからコンビニの前にある自動販売機でジュースを買おうと思ったら自動販売機がなくなっているので、仕方なくお店の中に入って買おうと思ったら一番奥にあるんですよねジュースは・・・。
またはちょっとお手洗いを借りるだけのつもりでコンビニ行った時も、店員さんは何も言いませんが、一番奥にあるお手洗いで用を済ませてお店側の扉を開くと雑誌やコスメ商品がきちんと陳列されていて「見てよ買ってよ」とアピールしています。
そしてついつい『季節も変わったことだし、髪の毛の色も変えてみるかなぁ』などという気持ちにもなり、いつのまにかヘアカラースプレーを手にレジの前に立ってしまっているんですよね。
このように皆さんのまわりにはムダづかいや使途不明金の種がばらまかれています。
無意識に記憶に残らないお金の遣い方をするのも無理ありません。