家計簿・家計管理/家計管理の基本

運動する、しない?こんなに違う将来の家計(2ページ目)

「スポーツの秋」にちなんで、健康維持にかかる費用について解説します。健康維持のためのスポーツ費用をかけた場合とかけない場合の将来の家計についてのシミュレーションもしてみました!

平野 泰嗣

執筆者:平野 泰嗣

ふたりで学ぶマネー術ガイド

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いくらかけている? スポーツ費用

■スポーツ費用は、一世帯当たり平均46,575円!
それでは、一世帯当たり、年間どのくらいスポーツ費用をかけているか、「平成14年度家計調査」を参考に見てみましょう。

<全国・勤労世帯 世帯主年齢階級別1世帯当たり年間支出金額>
スポーツ費用
※総務省統計局「平成14年家計調査」をもとにガイドが作成(単位:円)

これは単純に全国平均した数値です。例えば毎月1万円のスポーツクラブの会費を払っている人と、まったくスポーツをしていない人とが混在していますから、あくまでも目安として見ていただきたいと思います。

■スポーツ費用は、30・40代は減少傾向、60歳以上は増加傾向に!
30代・40代の方の支出額が多くなっていますが、これは、お子様が野球やサッカー、バレーなどのスポーツ教室に通い、スポーツ用具購入費用や月謝などがかかっているためです。それでも、10年前と比較すると、30代・40代のスポーツにかける費用は減少傾向にあり、一方、60代以上のスポーツにかける費用は増加傾向にあるといいます。

<家計調査 年齢階級別スポーツ関係費用>
年齢別スポーツ費用
※総務省統計局「家計調査」より

最近、「予防医学」「介護予防」といった言葉をよく聞きます。将来病気や介護状態にならないための身体作りをしようと考える方が増えています。そして、時間を取りやすくなる年代の方が、スポーツにかける費用も増やしているのではないかと思われます。

■DINKS世帯の多い、30・40代のスポーツ費用が減少している理由は?
では、私たちDINKS世帯が多くいる20~40代の方々の、スポーツをする時間(費用)が減っているのは、どうしてでしょうか? 運動をしない人たちの理由を調べたところ、「仕事や家事等で忙しく時間がないから」がどの世代もダントツに多くなっています。毎日仕事で疲れて、休日はバタンキュー! 休養と家事で休みも終わってしまう! という方が多いのではないでしょうか。

<運動をしない理由(年齢別)>
運動しない理由
※兵庫県三田市「市民意識調査」(平成12年実施)

でも、このまま運動不足を続けていたら、どうなる!?

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