昇進・栄転祝いを贈る時期
昇進・栄転祝いの相場と表書き
のし紙・金封とも、水引は紅白または金銀の蝶結び(=花結び)が基本で、金封には、あわび結び(=あわじ結び)も使えます。「御昇格御祝」「御昇進御祝」「祝 御昇格」「祝 御昇進」「御祝」「御栄転御祝」「祝 御栄転」「御祝」などの表書きが使われます。ちょうど水引の結び目の中央下に表書きよりもやや小さく姓名を書きます。金額の目安は5000円から2万円。「栄転」は従来より位置付けの高い部署や高い役職(昇格・昇進)が約束された転勤となりますので、「御餞別」ではなく「御祝」とした方が祝意を表せて良いと思います。
昇進・栄転祝いのお返しの時期
慣例としてお返しは不要ですが、必ず早く礼状は出しましょう。家族や親族の場合や、仕事関係でも家族ぐるみのお付き合いをするなど、ごく親しい場合は1週間以内に「御礼」としてお返しをすることもあります。栄転先に着任後、ご挨拶をかねて、その土地の特産や名品を贈るのも一興です。避けたい昇進・栄転祝い
目上の方へは本来、金封ではなく品物を贈るのが礼儀とされて来ましたが、合同で贈る場合、今は金封も贈られているようです。上司には、靴下や、靴、室内履き、下着など、身に着けるもので下に着けるもの、踏んだり、敷いたりするものを贈るのはタブーとされています。また昇進や栄転というお祝い事なので、夢や希望や前途を祝すイメージから割れたり、壊れたりしやすそうなものは避けた方がよいとされて来ました。ただ、これらは昔ほど意識されなくなっています。