家計簿・家計管理/家計支出を削減するための節約テクニック

共働き予備軍必見! 103万円・130万円の壁(2ページ目)

これからパートに出る、共働き予備軍の方のために103万円、130万円の壁について解説します。妻の年収による世帯の手取りの変化をシミュレーションしてみました!

平野 泰嗣

執筆者:平野 泰嗣

ふたりで学ぶマネー術ガイド

  • Comment Page Icon

税法上の壁はもう一つある!

計算機
扶養の範囲にパート収入を抑えないと……
■「141万円の壁」、配偶者特別控除とは?
配偶者の収入が103万円を超えてしまった場合でも、まだ税法上の優遇措置があります。それが「配偶者特別控除」です。

配偶者特別控除は、合計所得金額が38万円超76万円未満(パート収入141万円未満)の場合に、所得の金額に応じて控除額が決められています。この配偶者特別控除を受けられるか受けられないかの税法上の境目は、141万円ということになります。「103万円の壁」と一緒に「141万円」の壁についても押さえておきましょう。

<配偶者控除と配偶者特別控除>
配偶者控除と配偶者特別控除
※配偶者特別控除を受けるための要件
1. 控除を受ける年のその人の合計所得金額が1,000万円以下
2. 青色又は白色申告者の事業専従者として給与の支払いを受けていない

配偶者控除と配偶者特別控除

■パートと内職・個人事業では考え方が違う
パートの場合、給与所得者として扱われるので、給与所得控除が受けられます。ところが、内職や個人事業を行う場合は、給与所得者には該当しませんので、収入から経費を引いた金額が所得になります。この所得金額を基準に夫が配偶者控除及び配偶者特別控除を受けられるかどうかが決まります。「収入103万円なら配偶者控除が受けられる」と早合点しないように注意しましょう。

続きまして、「130万円の壁」についてです

  • 前のページへ
  • 1
  • 2
  • 3
  • 5
  • 次のページへ

あわせて読みたい

あなたにオススメ

    表示について

    カテゴリー一覧

    All Aboutサービス・メディア

    All About公式SNS
    日々の生活や仕事を楽しむための情報を毎日お届けします。
    公式SNS一覧
    © All About, Inc. All rights reserved. 掲載の記事・写真・イラストなど、すべてのコンテンツの無断複写・転載・公衆送信等を禁じます