お金を借りる/不動産担保ローンの活用法

大きく借りられるローン 「不動産担保ローン」は安心?(2ページ目)

借りられる金額が大きい「不動産担保ローン」。でもそれだけにリスクと背中合わせであることを認識しておきたいもの。メリットだけにとらわれないで!

横山 光昭

執筆者:横山 光昭

お金を貯める体質改善ノートガイド

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利用するにも諸費用がかかる

不動産担保ローンを利用すると、金融機関によっても異なりますが、通常以下のような費用がかかります。
・事務手数料
・不動産鑑定費用(実費など)
・印紙代
・(根)抵当権設定の登記費用
借入れ金額によりますが、合計で数十万円の諸費用が掛かる場合もあります。この費用分を考慮しないと、低金利でも意味が薄れてしまいますので注意しましょう。

将来設計を見据えたうえで利用しましょう!

冒頭で少し触れたように、不動産担保ローンはその人の「信用力」に加え、「不動産の価値」を調査しお金を融資します。しかし、実際に家計相談に乗っていると、その人の信用力が軽視されているように感じることがあります。

融資を受けたときの状況を遡って推測してみると、もうその時点で近い将来、返済ができなくなるという困窮した状況の中、不動産を担保に取り融資されていると感じる場合があるのです。もしそうならば、決して良心的とはいえるものではありません。完全なビジネスライクなもので、利用者の気持ちや将来設計を無視したものともいえるでしょう。

「おまとめ」に使うなら金利を確認!

複数の借入れを、不動産担保ローンで「おまとめ(一本化)」する場合は、現在利用しているローンの金利を確認するべきです。わざわざ金利の低いものを、高いものへスイッチするのは賢いことではありません。例えば、自動車ローンなどは、不動産担保ローンの金利よりも低いことがほとんどです。ですから、高金利なローンだけをおまとめするようにしましょう。


まとまった金額を借りられることや、金利が比較的に低いなどの利点があり、便利なものかもしれませんが、大きなリスクを伴うものですので、きちんと認識してから利用の検討をしましょう。


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