司法書士に聞く「借金問題の現実」vol.1
借金問題の特徴は? 実際のところはどうなっているの? 詳しく答えてくださいました。

 司法書士に借金の相談にくる方の特徴ってあるのでしょうか。実際の相談はどういう感じなのでしょう。
今回も、認定司法書士の高橋雅幸さんにお答えいただきました。
 
ガイド:
借金をするきっかけには何が多いと思いますか? また、そのきっかけに傾向・共通点(浪費、生活費不足、ギャンブルなど)はありますか?
高橋:
そうですね、自分が受けたケースでは「収入が低下する時期」があったというのがほとんどですね。収入が低下した部分を、借り入れで補うということをしていて、その返済がボディブローのように後々負担になっていってさらに借り入れをしてしまう、そんなケースが目に付きます。
 
ガイド:
相談にこられる方全体に感じる印象は?
高橋:
性格的にはまじめな人もいれば、ルーズな人もいます。ただ私などはおもしろいと思うのですが、「借りたものは返さなければならない」とそこだけは共通して強く思っていることですね。他から借りて返すだけという状態になっているにもかかわらず、借りられなくなるまでそれを続けてしまっているんです。
 
ガイド:
相談者はどのような状態で相談に来られますか? 
高橋:
みんな共通して「借りたものは返さなければならない」という意識を持っていて、逸れはそれで健全なことなんですけど、その分もうどこからも借りられませんという状況になってから来るのがほとんどですね。

ガイド:
お金で自分を見失う瞬間、ボーダーには気付くことができるものなのでしょうか? 
高橋:
やはり「借金を返すために借金をし始めたとき」でしょうか。でもそのときにはもう手遅れになっていることが多いですし、またそこから先は急速に悪化することと思います。

ガイド:
お金(借金)で失敗しないためにはどんなことが大切だと思いますか?
高橋:
難しいですよね。失敗したくて失敗する人はいないですし、自分の力ではどうしようもないところで問題が発生してしまう場合もあります。普段から蓄えをするにしても限界があります。
そう考えると大切なのは「失敗の仕方」なのではないかなと思います。いかに失うものを少なくするか、いかに他人を巻き込まないようにするか、そのことについて意識を持つことが大切なのではないかと思います。