貯蓄/貯蓄できない人のための貯め方

脱・赤字体質! 30代がラストチャンス

毎月の給料を使い切り、足りないときにはクレジットカードやキャッシングも使ってなかなか貯金する余裕がない。こんな赤字体質を改善するのは30代がラストチャンス。今のうちに赤字体質から「さよなら」しよう!

横山 光昭

執筆者:横山 光昭

お金を貯める体質改善ノートガイド

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脱・赤字体質! 30代がラストチャンス
「お給料使いきり」は、赤字体質なのかも?どうして貯金できないのか、考えてみよう。
将来設計、マネープラン、投資…。今後に向けてしっかり計画立てていかなきゃ、とは感じていても、結局、日々の生活を何とかこなすだけになっている人も多いもの。特に贅沢や無駄使いはしていないつもりだけれども、毎月お金は全部なくなり、貯金もできない状態ではありませんか?この状態が名づけて「赤字体質」です。

都内で働く会社員の何気無造さん(なにげ・ないぞう、独身一人暮らし、33歳)の例で考えてみましょう。

「赤字体質」何気無造さんの生活

収入は手取りで27万円あるものの、家賃、食費、光熱費、洋服代、趣味のゴルフ代、彼女とのデート代、毎月いつも給料使いきりです。そのため貯蓄はゼロ。どんぶり勘定で、どこでいくら使ったかさえよく分かりません。毎月給料使いきりだけでは済まず、赤字のときまであります。

そんなときはクレジットカードで、食料品や日用生活品の買い物をしたり、キャッシングで2~3万円足りない分を埋めたりすることもしばしば。そしてボーナスが出たら、半年間の調整をしているのです。「そろそろ彼女と結婚をしたい!」とも考えていますが、貯蓄がないことや自由に使えるお金が減るということで足踏みしています。

無造さんを変えた出来事

どうでしょう? これは完全な「赤字体質」ですね!これではダメスパイラルからいつまでたっても抜け出せません。無造さんの生活を聞いて、27万円の収入があるのに、毎月お金が残らない理由がよくわかりました。「自分もその生活に近い・・・」など、耳が痛い読者の方はいませんか? そんなあなたは必見です。しかし、諦めるのはまだ早いです。こんなダメ社会人の無造さんも赤字体質から抜け出すことができました。では、そのキッカケから無造さんのストーリーをご紹介します。

ある日、会社の後輩(既婚者)から「無造さんは投資とかしていないんですか?」と尋ねられました。貯金すらない状況ですので投資などしているわけもありません。「俺の方が給料は高いし、家庭だってない。ゆとりがあって良いはずなのに・・・。後輩との金銭面の差はなんだろう?」。


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