家計簿・家計管理/家計管理の基本

食費の平均は、バブル絶頂期から1割減!(2ページ目)

生活費を考える上で一番大切なのが「食費」。生活に深く関わるので、しっかり把握しておきたいですね。15年前の食費と比べると 1割も減っています。食費の現状をご紹介しましょう。

福一 由紀

執筆者:福一 由紀

ファイナンシャルプランナー / 仕事・給与ガイド

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乳製品は3割もアップ!

食事
ヨーグルト、チーズなどの消費金額が15年間で3割もアップしている。特にヨーグルトは、健康優良食品として人気が高くなっている
食費全体の消費金額が下がっている中、増加している項目もあります。まずは「乳製品」が835円から1,112円と3割アップです。ヨーグルト、チーズ、バターなどですね。販売されている種類も増え、食べ方も増えてきています。

同じ「乳卵類」の分類の牛乳が1,971円から1,570円と2割減、卵が806円から728円と1割減などと減少している中、乳製品だけが目立って消費価格があがっているのがわかります。


お茶類やお弁当などは2倍も!

他には、「飲料」や「調理食品」が3割アップとなっています。飲料の中では、「茶類」が475円から979円となんと10割増し! 2倍になっています。ペットボトルなどの緑茶や麦茶などが好まれているのが原因です。

また、調理食品の中でも「主食的調理食品」が1,610円から3,265円とこれまた2倍になっています。主食的調理用品とは、お弁当やお寿司、おにぎり、調理パン、ピラフなどのレトルト食品、おにぎりなどの冷凍食品、ピザや真空パックのご飯など。手軽に食事として活躍できるものです。

お米の消費が減っているのもうなずけます。また、食材も減っていることから、家庭での手作りの食事が、お弁当や冷凍食品に変わっていっているのがわかりますね。ペットボトルのお茶とお弁当で食事をとる……といった状況がかなり多くあるのではないでしょうか?

皆さんが1か月に使う食費は、これらのデータと比べていかがでしたか? 家計簿をつけていないのでよくわからないという方もいらっしゃるでしょう。 1か月でも家計簿をつけて、これらのデータと比べると面白いかもしれませんよ。
「酒代が倍以上もかかっている」「野菜が少ない」「外食が多い」……。それぞれの食事の傾向がわかるかもしれません。食費だけでなく、食事の内容も考えることができますね。生きていく上で一番身近な「食費」。この機会に「わが家の食費」をチェックしてみませんか?

【関連サイト】
総務省統計局 平成17年家計調査(二人以上の世帯)
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