バースセンス研究所のレッスン風景。妊娠する前から、教室に通う人達もいます。 |
4才から18才まで2男3女のいる生活
ーーーガイド山口は昨年出産し、子供が1人いるだけでも大変!と思っていますが、子供が5人いる生活ってどんな風か想像もできません。
「大変です(笑)でもその2倍以上は楽しい。楽しさ対大変さ、7:3ですよ。4才、8才、13才、16才、18才でしょ。大人が5人いるのと同じだから、ご飯は毎日7合を2回炊いて、お米は農家から1俵(60キロ)買っています。パン食なら牛乳は2リットル飲むから、もし毎日パンだとしたら1ヶ月の牛乳代1万円!うふ。」
ーーーうふ・・・って。すごいですね。
「でも、冷蔵庫は意外と小さいんですよ。ストックする前に食べちゃうから」
ーーー食費だけでなくて、他の消耗品もすぐになくなりそう。
「大きな詰め替え用シャンプーは1ヶ月でなくなります。お洗濯の洗剤は、月3箱使うので、箱買いしてますね」
ーーーすぐに食費や日用品の数や値段が出てくるなんて、さすがですね。お忙しくて、把握されていないのかと思いました。
「家計簿はあらためては付けてませんけど、毎月同じですからわかりますよ」
ーーーお金に関するこだわりは?
「物欲が無いんですね。長く使う派なのであまり物を買いません。洋服にもお金をかけません。私が20才の時から着ている、麻のブラウスがあるんだけど、大好きだからボタン2セット買って付け替えたりしますね。娘も着るんですよ。お下がりも、もったいないからと言うより、みんなで長く愛せる物だし、みんなのうれしいがいっぱい詰まってるんだよって子供たちには言っています」
ーーー物を大切にする事を学べますね。
「道徳的な事よりも、伝えたいことは物を愛せる物と暮らす!工夫を楽しむ!生き方ですね。ちょっとだけよそ行きの洋服を、おもいっきりよそ行きにするならオーガンジーやフリルを付けたり、ボタンを替えるんです。趣味はボタンの付け替えかも!チープシックというよりアートだと思っているので、貧乏臭いとは思いませんね。子供たちも着回し上手ですよ。
クリエイティブに工夫する暮らしは、お金の0を1つ増やす位の価値が高まると思います。節約で手作りするというより、楽しいからするんですね。女子美短大の生活デザイン科卒業ですから、イスまで作っちゃうの。」
ーーー物欲より、創作欲ですね。大家族ならではの、やりくり術ってありますか?
「シャワーは5分以内よ!ってシャワー中のティーンエージャーにドアをバンバンたたいたり。間食、外食は禁止」
ーーーティーンエージャーは、汗かきますからね~。間食や外食はなぜ禁止に?
「ファストフードにちょっと入っても、1人500円じゃ足りないですよね。外食を非日常にする為にも、普段は予備校にもお弁当持っていってもらいます。お金をかけるものと、かけないものがはっきりしてるんですね。」
ーーー3人の子供達が学校帰りにそれぞれ間食をすると1500円、週3回で4500円。1ヶ月で1万8000円。この額なら1人2000円の予算で、月に一度家族みんなで外食してもおつりがきますね。お金をかけるものは?
「本代や旅行代ですね。でも本はBOOK OFF(海外にも店舗を持つ、中古書店)も活用しますよ」
次のページでは、気になる教育費と働くママならではの子育て術を公開。