動画編集ソフト、ビギナー向けとプロ仕様のどちらを選ぶ?
動画編集ソフトを選ぶときには、自分のレベルにあったものを選ぼう
動画編集が初めてというビギナーの場合、とにかく高機能な動画編集ソフトならなんでもできるだろう、編集後の画質もよいに違いないだろう、と思いがちですが、これは間違いです。
結果からいえば、現在のデジタルデータを扱う動画編集では、ビギナー向けでもプロ仕様でも、どちらの編集ソフトを利用しても画質に違いはありません。違いとしては、編集ソフトできることにあります。
■ビギナー向け動画編集ソフト
高度な編集機能を、簡単な操作で利用できる。
■プロ仕様動画編集ソフト
さまざまな編集効果を利用できる。
現在のビギナー向け編集ソフトでは、以前では考えられないほど高度な編集機能を備えています。しかも、それらを簡単に操作できるように工夫されているのも特徴のひとつです。したがって、通常の編集であれば、ビギナー向けの編集ソフトで十分です。
また、たとえば編集した映像でDVD-Videoを作りたいといった場合、以前は編集ソフトとDVDビデオ作成ソフト双方を用意する必要がありましたが、現在では、ほとんどのソフトが、動画編集機能とDVDビデオ作成機能の双方を備えています。
これに対してプロ仕様の動画編集ソフトでは、ビデオ映像の画質を調整したり、映像の一部を切り抜いて合成する。あるいは映像の画質をテレビ放送可能な画質に調整するなどの作業ができます。とくに、合成に関しては、多くのトラックを利用し、複雑な合成を行ったりできます。しかも、DVDビデオを作るとなると、別途専用ソフトが必要になります。
以上のような理由から、通常の動画編集を行いたい、あるいはオリジナルなDVDビデオを作りたいというのであれば、ビギナー向け編集ソフトを利用し、より高度な編集機能を利用し、映像を自在に加工したいという場合、プロ仕様のビデオ編集ソフトを選ぶとよいでしょう。
■ビギナー向けのおすすめ動画編集ソフト
・コーレル VideoStudio X4
コーレルのビデオ編集ソフト「VideoStudio X4」は、キャプチャから編集、出力など作業がステップ化され、そのステップにしたがって作業を行うことで編集が完了します。ビデオ編集がまったく初 めてという、ビギナーにはとても使いやすく操作のしやすい編集ソフトです。
・Neo11
映像・音楽・写真など、デジタルメディアを扱う20本以上のソフトウェアが1つにパッケージされた統合ソフトウェア。ビデオ編集やDVDビデオ作成はもちろん、音楽CDやデータDVD、システムやデータのバックアップなどもできます。
■プロ仕様のおすすめ動画編集ソフト
・Adobe Premiere Pro CS5.5
Adobeのプロ向け動画編集ソフト。AVCHDにも標準対応し、撮影からフィニッシュまでプロフェショナルな映像制作環境が活用できるソフトウェアです。プロ仕様のビデオ編集ソフトプロ仕様の高度なビデオ編集ソフトを利用したいというエンドユーザー向けに、最適なソフトウェアをチョイスしました。PhotoshopやIllustratorといったAdobe製品ともスムーズにデータ活用ができます。Windows版、Macintosh版があります。
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