ツボその1:住居費を見直す
まずは、一番大きな固定費からメスを入れてみましょう。支出のおよそ2~3割を占める住居費の見直しは、大きな改善につながります。賃貸なら簡単に出来そうですが、お引っ越しもすぐに出来るわけではありません。慎重に見直しましょう。
思い切って買う?
「返済額は家賃より安い!」という新築マンションの広告を見て、モデルルームに行く前に、少し頭金と金利のお勉強をしておきましょう。家賃より安い住宅ローンの返済額は、金利が一番低い変動金利で見積もる事が多いので金利が上昇すると、家計は改善するどころか悪化する可能性もあります。
マンションの頭金、いくら準備すれはいい?
変動金利の怖い話
安い所に引っ越す?
東京では新しく部屋を借りようとすると、敷金、礼金、仲介手数料、引っ越し代、新しい部屋のカーテンなどが必要でおよそ家賃の5~6か月分かかります。
仮に、2万円安い家賃10万円の部屋を見つけたとしても、必要なお金は約60万円。2年半以上そこに住んでやっとお引っ越しのメリットが出ます。つまり、2~3年毎にお引っ越しをしていると、引っ越しビンボーになってお金は貯まりません。
敷金、礼金ゼロの物件もありますが、敷金、礼金以外のクリーニング代などの名目で同じような金額を支払うケースや、2年の更新前に引っ越すとペナルティーを支払わなければいけないケースもあります。
住居費の見直しは日頃の心がけから?!
出来るだけコストをかけずにお引っ越し出来れば、賃貸の見直しは大成功です。成功の秘訣は次の3つです。
・掃除、散歩、交渉
まずは、掃除。契約の時に払った敷金2か月分を次回の引っ越しまでにどれだけ返してもらえるかは、日頃のお掃除と簡単なメンテナンスで決まります。入居前に、部屋中のキズや気になる部分のリストと写真を撮っておいて、自分が作ったキズではない事を証明できるといいですね。
続いて散歩です。引っ越し代は、遠くに行くほど高くなります。近場なら、それだけ業者に払うお金も安くなりますし、自分で荷物を少しずつ運ぶ事も出来ます。近所で気になる物件を、賃貸、販売物件ともに見てみましょう。
不動産屋さんに、長い間貼ってある張り紙はありませんか?しばらく見ていると、家賃を下げる事があるので、家賃、敷金、礼金、仲介手数料などの交渉がしやすくなります。マンションの中古物件も狙い目です。休日の新聞折り込みチラシやマンションの前に「オープンルーム○号室」という張り紙があれば、迷わず行ってみましょう。すぐには出会えないかもしれませんが、頭金を貯めながら気にしていると、希望価格のマンションと運命の出会いがあるかもしれません。
最後の交渉は値引き交渉だけではありません、契約の時に借りる側、買う側に不利な契約があったら印鑑を押す前に交渉です。
近所に安い物件を見つけたら
首都圏でも、駅から遠い物件、築年数たった物件は、値下げ傾向。2か月分の敷金が返って来て、新しい物件は敷金、1か月、礼金0円、仲介手数料1か月分。こんなお引っ越しが出来れば、3ヶ月以内に引っ越しの効果が出ます。