環境にも私にもやさしいなんて、うれしい! |
「エコ定期」って何?
銀行の定期預金なんて、どこも同じでしょ?というのは大間違い。宝くじや地元の特産品がもらえるもの、ひいきの野球やサッカーチームの成績によって、金利が変わるものもあります。
そんな個性的な定期預金が登場している中、環境問題に興味がある人に人気なのが「エコ定期預金」「環境定期預金」と呼ばれるもの。お客さんは、自分でお金の負担をすることなく、緑を守る運動や、カーボンオフセットに協力が出来る仕組みです。そして、うれしいもう1つの特徴は、金利が通常の定期預金の金利よりも、0.05%~0.2%優遇されていること。
「お客さんの代わりに、寄付をしたり、金利を上乗せするなんて、銀行にとってメリットはあるの?」
そんな声が聞こえてきそうですが、社会貢献と、環境意識が高いお客様からの注目度がアップして、企業イメージがよくなるというメリットがあります。
どこの銀行にあるの?
取り扱っている銀行は、主に地方銀行や信用金庫などの地域に根ざした銀行です。取り扱う銀行は増えていますが、募集期間と募集枠がある場合もあるので、こまめに近所の銀行のポスターやチラシをチェックしておくといいでしょう。
東京都では、2008年5月東京都民銀行、東日本銀行、八千代銀行の3行が都の緑化事業を支援する「東京緑の定期預金」を発売しました。300億円の募集金額を1~3か月で達成し、完売。その0.1%の3000万円を「緑の東京募金」に寄付しました。募金は、花粉の少ない森、校庭の芝生化、街路樹などに役立てられます。
他にも、首都圏では発売後わずか1か月で完売してしまう、エコ定期が続出しています。次のページで他の地域のエコ定期を見てみましょう。