手数料タダの証券会社を活用しよう
株式投資を始めるためには、まず証券会社に口座を開くことが必要になります。初めての人であれば、何を基準に選んだらいいのか悩んでいる人もいるかもしれません。投資する際の機能や情報量など、いろいろな基準が考えられますが、手数料という観点から証券会社を選んでみてはどうでしょうか?
というのも、証券会社では最近、株式を取引する際の手数料を無料にするキャンペーンがブーム?になっているからです。具体的には、株式を取引する際にかかる「売買手数料」を、1日の約定代金が決められた金額以内までならタダ、日計り(デイトレード)なら片道の手数料をタダにするというもの。証券会社によって、取引できる金額や銘柄が決められていますので、事前に確認しておきましょう。主な証券会社をあげておきます。
<主な手数料無料キャンペーン>
証券会社 | キャンペーン内容 | キャンペーン期間 |
楽天証券 | 「いちにち定額コース」を利用。約定代金合計20万円まで。日計り取引片道手数料を無料 | 2004年12月まで |
松井証券 | 「ミニ・ボックスレート」を利用。約定代金が10万円まで。日計り取引片道手数料を無料 | 2004年12月まで。新規口座開設者は2005年1月以降も口座開設後6ヶ月は無料 |
ライブドア証券 | ライブドアトレードを利用。金額に関わらず無料 | 2004年10月末まで |
手数料タダはやっぱりスゴイ!
初めて株式に投資する人は、株式投資を経験してみる絶好の機会と考えて、手数料タダのオトクなサービスをフル活用するとよいと思います。なぜなら、売買手数料は株式投資をする上では必ずかかるコストになります。最近では手数料の安い証券会社も多くなっていますが、タダが一番オトクであることは間違いありません。さらに、何度か取引していくと、資産に占める手数料の金額もかさんでいきますし、損切りや利益確定の目安にも絡んできますのでバカにはできません。
ちなみに、株は買ったら必ず売らなくてはならないので、必ず往復の手数料がかかることを覚えておきましょう。この時、日計り(デイトレード)の片道の手数料もタダになるのであれば、日計り(デイトレード)で取引することで往復の手数料をタダにすることもできます。
税金のことを考えずに決められた金額(10万円と仮定)を取引した場合で具体的に考えて見ましょう。ちなみに、決められた金額以上の売買手数料を700円と仮定します。
1)買い4万円、売り5万円の場合(約定合計9万円)
10万円以下なので、往復0円
2)買い4万円、売り8万円の場合(約定合計12万円)
合計10万円以上だが、片道0円、日計り(デイトレード)を利用すれば片道0円の場合で往復0円
3)買い4万円、売り12万円の場合(約定合計16万円)
合計10万円以上で、片道0円、片道700円の場合であれば往復700円
4)一般的に往復で手数料がかかる場合
片道700円の場合であれば往復1400円
ケチクサイ話だなーと思うかもしれませんが、資産の運用は一生続けていくことになりますので、常にオトクな情報を活用して投資していくことが大切になるでしょう。