証券会社によって取り扱い銘柄は異なる
グリーンシートに登録されている銘柄数は89銘柄(2005年11月末現在)。成長性がある銘柄として判断された企業を指定する銘柄区分の「エマージング」と、グリーンシートとして適当であると判断された銘柄区分の「オーディナリー」、上場廃止または登録取り消しとなった銘柄区分の「フェニックス」、優先出資証券や投資証券の銘柄区分の「投信・SPC」に分けられます。
ほしい銘柄がある場合には、どの証券会社で取り扱っているのか確認を! |
ただし、証券会社によって取り扱い銘柄が異なっていますので、購入前にどの銘柄を取り扱っているのかを確認して、証券会社に口座を開くことが大切です。
・銘柄一覧
実は、私もグリーンシート銘柄に興味を持ち、松井証券に口座を開きました。しかし、グリーンシートに登録されている銘柄は、証券会社の窓口での相対取引で売買されるため流動性は低く、1カ月に1度も売買されない銘柄も多くあります。いくらグリーンシートの基準を満たしているとは言え、上場銘柄でさえ選ぶのが難しいのに、未公開株となると何を基準に銘柄を選んだらいいのかお手上げ状態と言わざるを得ません。
さらに、エイジアのように上位市場に上場すればいいですが、すべての銘柄が必ず上場するわけではありません。グリーンシート市場から脱落する可能性もないわけではありませんし、上位市場の銘柄でさえ倒産する可能性があるわけですから、グリーンシート銘柄は上位市場銘柄以上に倒産する可能性が高いとも考えられます。銘柄次第では、上位市場への新規上場を果たす可能性もあるかもしれませんが、総合して考えると、ハイリスク・ハイリターンの取引と言えると思います。
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