未公開株を買えるのがグリーンシート市場
グリーンシートとは、日本証券業協会が未公開企業の株式を売買するために1997年7月から開始した制度で、未公開企業が集まっている市場のことを言います。どの証券会社でも取引できるわけではなく、ディーブレイン証券、松井証券、ジェット証券、東洋証券など一部の証券会社に限られています。
・グリーンシートを取り扱っている証券会社一覧
グリーンシートから出世した銘柄もある
未公開株を買って大きく育てば10倍も夢ではない!? |
IPO株も人気ですが、IPO前の未公開株に注目が集まっている背景には、グリーンシート市場から上位市場に出世(上場)している銘柄が、現実に存在しているからだと思われます。記憶に新しいところでは、2005年10月5日にマザーズに上場したエイジア(2352)が、過去には、イーディーコントライブ(7853)、ビジネス・ワン(4827)、アルファ・トレンド(4352)、パラカ(4809)があります。
エイジアがグリーンシート指定銘柄になった時の公募価格は11万3000円。途中1対3の株式分割を行い、10月6日のIPO後の初値は67万2000円でしたから、この間なんと約18倍にも!すごいですね。未公開株に注目が集まるのもうなずけますね。
次のページでは、本当に未公開株がほしくなった人のために、現在のグリーンシート銘柄の状況について解説していきます。