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金利上昇で、貯蓄・投資環境はどう変わる!?(2ページ目)

日銀が2月21日、金利の引き上げを行いました。金利上昇傾向がますます鮮明になった現状、貯蓄・投資環境は今後、どのように変化していくのかを考えてみました。

横山 利香

執筆者:横山 利香

投資をはじめてみようガイド

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株式投資は良好か!?


金利が上昇すると、一般的には株式市場の下落につながるとされています。しかし、日本では、多くの人が景気回復をようやく実感できるようになってきた段階。そして金利は、ゼロ金利から上がってきたところです。金利が上昇するということは、日本の景気が回復していることの証です。景気回復=株高が予測できるのではないでしょうか?

ただし、すべての企業の株が上昇するとは限りません。金利が上昇することで企業の借金にかかる金利の負担が大きくなり、収益の悪化が懸念される場合が出てくるかもしれません。そして、景気拡大局面では、景気拡大の恩恵を受けられる企業が好まれる可能性も考えられます。どの銘柄を買っても儲けられるわけではないことを肝に銘じて、銘柄を選んでいく必要があると思います。

●株式市場の行方について知りたい人は、「大予測!2007年の株式市場はこう動く!」をどうぞ。

為替は良好か!?

2007年、為替がどう動くのかは注意深い見極めが大切!
金利が上昇しても、たとえば米ドルたユーロなどの諸外国と比べると、日本の金利が圧倒的に低金利という状況はいまだ変わっていません。個人的には、日本だけでなく世界経済が良好になるだろうと予測できる現状、金利上昇の影響が今後、どう表れるのかは五分五分だと思っています。

さらに、たとえば米ドルを見れば、現在の為替水準はドル高円安です。金利だけですべてを決めてしまうのは難しい為替水準です。今後は各国の金利状況、そして経済状況を見ながら、どの通貨に投資していくのか見極めが必要だと思います。

次のページでは、不動産について考えていきたいと思います。
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