資産運用/資産運用の注意点とリスク

うっかりしたら損失に!?投資の落とし穴(3ページ目)

投資でうっかりミスを続けていては、儲かるどころか損失になってしまう恐れも。そこで今回は、投資で見落としがちな落とし穴について、投資別に解説していきたいと思います。

横山 利香

執筆者:横山 利香

投資をはじめてみようガイド

  • Comment Page Icon

購入時にかかる手数料が販売手数料


「投資のプロに運用を任せられる」「1万円と少額から始められる」などの手軽さから、最近は投資信託に人気が集まっています。投資信託とは、証券会社などが投資家からお金を集めて、運用会社が株や債券などでその資金を運用する金融商品のこと。ファンドとも言います。

外貨投資でも株式投資でも、投資商品を購入する際には通常、取引手数料がかかります。もちろん、投資信託では「販売手数料」という取引手数料がかかります。しかし、最近は、販売手数料無料(=ノーロード)のキャンペーンを行っている金融機関も増えてきています。そのため、「販売手数料の安い投資信託はどれかな?」と気にしている人も多いと思います。

毎年かかる手数料が信託報酬

うっかりしていると、手数料で儲けがなくなってしまうことも!

しかし、投資信託はプロに運用をお願いする金融商品。そのため、販売手数料以外に、「信託報酬」という手数料がかかります。文字通り、報酬という意味合いがありますので、信託報酬は保有期間中毎年かかる手数料です。つまり、販売手数料は販売時の1回だけですが、信託報酬は何度もかかる手数料なのです。信託報酬の方が断然儲けに占める割合が大きいですから、投資信託を購入する際には、信託報酬がどれだけなのか見ておくことが大切です。

個人的には、販売手数料無料キャンペーンは確かにオトクなのですが、オトクなのは1回だけ。それよりも、毎年かかる信託報酬こそ引き下げをしてほしいと思います。「販売手数料は1回だけだから無料でもいいけど、信託報酬は毎年取れるから現状維持」という感じなのでしょうか。

次のページでは、株式投資について解説していきます。
  • 前のページへ
  • 1
  • 2
  • 3
  • 4
  • 次のページへ

あわせて読みたい

あなたにオススメ

    表示について

    カテゴリー一覧

    All Aboutサービス・メディア

    All About公式SNS
    日々の生活や仕事を楽しむための情報を毎日お届けします。
    公式SNS一覧
    © All About, Inc. All rights reserved. 掲載の記事・写真・イラストなど、すべてのコンテンツの無断複写・転載・公衆送信等を禁じます