資産運用/資産運用をするときの鉄則

ついに景気後退!?貯蓄と投資はどうする?(2ページ目)

2002年2月から6年余りも続いた景気の拡大ですが、どうやら後退局面入りが確実になってきました。そこで今回は、景気後退に陥った時、貯蓄や株、為替、不動産といった投資をどう考えたらいいのか、考えてみました。

横山 利香

執筆者:横山 利香

投資をはじめてみようガイド

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貯蓄環境は良好、不良が半々!?


預金金利は、「日銀の量的緩和の解除」そして「ゼロ金利政策の解除」以降、わずかではありますが、上昇基調にありました。夏や冬に行われるボーナスキャンペーン時には、ネット銀行などのネット定期預金では金利が年利1%という金融機関も見受けられましたので、高金利の定期預金を探して貯蓄したという人も多くいたのではないでしょうか。
経済や金利動向、そして商品をこまめにチェックすることが大切!

あらゆる物の価格が上がって物価は上昇傾向にありますので、インフレを抑えるために金利を上げるというのが通常です。しかし、私達にしてみれば、今後景気が後退するのなら、物を買わずにせっせと貯蓄をしようと思う人が多くなっても不思議はありません。そうなれば、個人消費が落ち込み、企業業績が冷え込む可能性もあります。

日本では低金利であるがために、金利を上げることも、下げることも難しい状況にあるのではないかと思います。そのため、定期預金などに預ける場合には、今後の金利動向がどのように動いてもすぐに対応できるように、あまり預入期間が長くない1年程度の定期預金などを選ぶとよいのではないでしょうか。

・物価上昇について詳しく知りたい人は、「物価上昇に負けない!投資の1歩が資産を守る」をどうぞ。

次のページでは、株式の環境についてみていきましょう。
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