とりわけ初めての投資という場合には、投資に使うお金はどのタイミングで必要で、どんな流れなのかが事前にわかっていれば、投資への不安はいくらか軽減されることでしょう。
投資資金はMRFに預けられる
投資資金は通常、自分の口座である証券総合口座に、金融商品を購入する前に入金しておく必要があります。
証券総合口座にお金をいれたら、自動的にMRFが購入される! |
証券総合口座とは銀行の総合口座のようなものです。そして、銀行の普通預金にあたるのがMRF(マネー・リザーブ・ファンド)になります。ですから、投資資金は証券総合口座のMRFにいったん預けられることになります。
MRFは預金ではなく、投資信託の一つ。「いきなり投資信託の購入!?」と尻込みされるかもしれません。
しかし、MRFは1円以上1円単位で購入、売却ができ、その際の手数料は無料、比較的安全性の高い投資信託です。そして、普通預金よりも高利回りな点が魅力と言えます。
ですから、すぐに株や投資信託を購入しなくても、投資資金をとりあえずMRFに入金しておくだけで、銀行に預けておくよりも高利回りで運用できることになります。
では、株や投資信託を購入した場合には、投資資金はどうなるのでしょうか?次のページでは、購入から売却までのお金の流れについて解説していきます。