生命保険/終身保険とは

検証!生命保険の種類・終身保険とは?(2ページ目)

生命保険の代表格である終身保険。保障が一生涯続くのが特徴です。死亡保障をかねながら、別の目的にも活用できるんです!今回は、終身保険の仕組みを解説していきます。

執筆者:海野 千絵

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いろいろな仕組みの終身保険がある

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わからないことは1人で悩まず、保険会社に尋ねましょう。
終身保険にも配当がつく「有配当型」と配当がつかない「無配当型」とがあります。保険料は「有配当型」よりも「無配当型」のほうが割安です。

また、予定利率(生命保険会社は資産運用による一定の収益をあらかじめ見込んで、その分だけ保険料を割り引いています。その割引率を予定利率といいます)が高いほど保険料の負担も減りますが、この数年は各社とも予定利率は低いままです。一般的な生命保険では、契約が継続する限り、契約した時点の予定利率が適用されますので、予定利率が低い現在、終身保険に加入するのは得策ではないと言われることもあります。

そこで最近では、一般的な終身保険以外に、いろいろな仕組みの終身保険があります。そのうちの主なものを見てみましょう。

【積立利率変動型】
保険会社の運用に応じて将来の予定利率が変動します。予定利率が高くなると保険金が増額されます。予定利率の変動は解約返戻金の増加にも反映します。また、最低保証する予定利率が決められており、運用が悪い場合でも、最低保証利率以下になることはありません。

【低解約返戻金型】
保険料払込期間中に解約した場合には、解約返戻金の額が本来払われるべき金額より少なくなる代わりに、保険料が割安になります。終身払いの場合には単純に保険料が安くなるだけですが、有期払いの場合には保険料払込期間終了後に大きな違いが出てきます。保険料払込期間が終わると、割安になる前の保険料に対する解約返戻金額に戻るので、実際に負担する保険料に対する返戻率が大きくなります。

その他にも、外貨建ての終身保険など、予定利率が高く固定されている(為替のリスクはある)ものや、変額終身など、死亡保険金額は保証されているものの解約返戻金は運用の成果次第で変わるものなど、一般的な終身保険と比べ、死亡保険金の額に対し保険料負担が少ない商品がいくつかあります。


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