生命保険/保険期間と保険料払込期間

保険料を左右する保険料払込期間(2ページ目)

自分の目的に合った生命保険を手にするために最低限理解しておきたい保険料と保険料払い込み期間の関係をご案内していきましょう。

長島 良介

執筆者:長島 良介

生命保険ガイド

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長く払うか、短く払うかがポイント

生命保険料も同じことがいえます。

保険料は、様々な要素で決まってきますが、保険加入期間全体でいくら加入者から集めればよいのかが、全期間に必要な保険料が最初にきまってきます。

分かり易く言うと、一括払いで、どんと支払うといくらかという金額が決まってきます。(だからといって全ての保険がかならず一括払いができるわけではありません、あくまで考え方として理解してください)

このサイトでも、何度も触れていますが、保険期間1年で見た場合(毎年更新の保険の場合)その保険料を1年毎にグラフに落としていくと60歳を越えたあたりから保険料は急激に二次曲線を描いて上昇していきます。

すなわち生命保険、医療保険は60歳以降に加入すると割高も割高、とんでもない保険料になっていきます。

そのころから死亡率、病気に掛かる確率が正直なところ、60歳を超える保険期間の保険料は、若いころに加入した場合殆どが60歳以降のために使われると考えていいでしょう。(その結果、解約返戻金が発生するというお話は何度かしていると思います)

したがって、加入年齢が高齢になればなるほど、住宅ローンで言うところの「返済期間」が短くなること
そして、高齢になってから(この場合50歳、60歳になって)加入すると高齢時の高い高い保険料を短い期間で支払わなければいけないので非常に保険料が高くなってしまいます。

60歳以降も保障が続くような終身保険や、長期平準定期保険、終身医療保険等の保険料負担を減らそうと思うのであれば、保険期間はできるだけ長く。すなわち、保険に加入するのはできるだけ若い方が負担が少なくなるのです。

よく、「若いときに保険に入った方がお得!」なんて話を聞いたことがあるかもしれませんが、お得なわけではなく(若干有利な点はありますが・・・)分割回数が多く、一回の保険料負担が少なくて済むだけで、トータルで支払う保険料がそれほど少ないわけではないということを覚えておいてください。
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