生命保険/生命保険の使い方・請求方法

保険金を受け取る(2ページ目)

保険に加入したのは保険金を受け取るためです。いかんせん、営業担当や代理店にお任せになりがちな保険金請求。ちょっとした知識があれば同じようにお任せでも安心感が全く異なります。

長島 良介

執筆者:長島 良介

生命保険ガイド

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保険金請求に必要な書類は?

さて、必要な書類ですが、入院の保険ですから、病院の証明が必要です。病院に入院していたという証明には2つ方法があります。

一つは、入院時に医療費を支払った際に発行される領収書です。そして、誰もが知っているお医者さんに書いてもらう「診断書」です。本来、医療保険から保険金を受け取る場合、必ずこの診断書が必要となるわけですが、書類を作ってもらうだけで高いところは8,9千円の病院もあるとのこと。

本来診断書に掛かる費用は、全額保険金請求者が支払うことになります。ところが、日帰り入院で、保険金もたった1万円の場合、せっかく保険金が受け取れるのに、診断書の費用で8千円も持っていかれては本末転倒となってしまいます。

そこで、救済措置として、保険金が少額(どこまでが少額という範疇に入るかは、保険会社によりますので、その都度確認してください)の場合は、診断書ではなく領収書で保険金を支払いますということになります。

保険金の支払いが高額な場合、手術をした場合は、詳しい病名や、何のための手術であるかも保険金支払に該当するかどうかの判断になります。
余談ですが、手術給付金の場合は殆どの保険会社が88種という手術に限定しているので、これに該当しない手術は手術給付金の支払いには該当しません。

たとえば、身近なところで、扁桃腺の摘出手術は殆どの保険会社で手術給付金支払の対象となりません。また、最近ではレーシック(エキシマレーザー角膜矯正手術)は会社によってまちまちですがある時点より以前の加入者はカバーしますが、最近加入した医療保険であれば、おそらく各社手術給付金を支払わないでしょう。保険金が出るか出ないかは、すぐわかります。ぜひ保険会社に確認してみましょう。

その他、病状や手術内容が疑わしい場合は費用はかかりますが、保険会社か代理店と相談して医師の診断書を提出することになると思います。このほかに必要な書類は、保険金請求書になります。お金を受け取るために必要な情報を記入します。証券番号、保険金の振込口座の指定、そして契約時の印などが必要です。

今回は駆け足で、生きてて受け取る入院時の保険金の受取についてご案内しましたがいかがでしたか?またの機会に、死亡保険金についても触れていきます。
保険金を最速で受け取るためにも、今回の記事をよみ、ある程度「証拠」を揃えて代理店、営業マンと協力し合って、全力で当たってください。
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