生命保険/生命保険アーカイブ

今すぐ!!ずぼらな人の生命保険設計(3ページ目)

「先の話だしそんなに細かく考えなくていいでしょ?もっと簡単に考えたほうが思い出せて良いんじゃないの」子どもが生まれたから、結婚したからとにかく早く入っておきたいという人はぜひ読んでください。

長島 良介

執筆者:長島 良介

生命保険ガイド

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入院に掛かる費用をカバーする

最近では最もポピュラーな保険です。最近経営危機に陥った外資系大手の保険がさかんにテレビCMを流して販売していたのがこの保険ですね。

入院は、「死」よりも私たちの生活には身近です。子供も小学校に上がるくらいになると自分たちの親の世代も入院する人たちが増えてきます。そこで、気になるのが入院に掛る費用をカバーする保険、医療保険です。ずぼらな人が医療保険を選ぶとすれば?まず、2つについて悩んでください。

1.入院するのは60歳以降、今から貯金をして入院に備えてお金を貯めればよい。

2.確かに若いころは入院しないかもしれないが、可能性はゼロとは言えない。保険料の割には保障が良いし、一生涯を保障してくれるなら医療の保険は必要だ。


まずは、このどちらかを選んでください。1を選んだ方はもちろん医療保険は不要、以下は読む必要はありません。2を選んだ方は引き続き最後までお付き合いください。

ずぼらな人への医療保険のアドバイスは、ずばり余計なものはつけないということです。「入院1日いくらと手術給付金が付いている」かどうかだけ確認し、保険料が安い「終身医療保険」であれば問題ありません。保険会社もお好みで選んでください。

終身医療保険とは、保障期間が一生涯の保険のことです。期間が10年や15年の一定期間の定期の医療保険や1年更新の共済もありますが、こちらは高齢時まで継続できなかったり、年をとってから保険料が高くなるために、見直しが嫌いなずぼらな人にはお勧めしません。もしこちらを選ぶのであれば、合わせて1のように、今から高齢時に備えて貯金をすることが可能な人に限ります。

さて、入院1日あたりの金額ですが健康保険等からの保障もあるサラリーマンは日額5000円、自営業の人、経営者の人は1日1万円入っておけば安心でしょう。

まとめです。

「入院に掛かる費用をカバーする保険は余計な特約が付いていない入院と手術の保障のある医療保険を会社と保険料で選ぶ、日額は5000円から1万円で」

※医療保険のほかに、検討に値するのが「がん」の保険です。ガイドは3年ほど前にがんで父を亡くした経験から「診断給付金」という、がんと診断されたら○○○円といった給付金が付いている保険を勧めます。

また、一部のがんの治癒に非常にすぐれた効果を出している先進医療をカバーする特約もがんに備える意味ではやはり大きな後ろ盾になるでしょう。

ずぼらの人でも、がんに対する準備は必要です。最近はがん家系でなくても充分がんになる可能性はあります。

あくまで参考までに

今回もあまり気が進まなかったのですが、あまりにも多くの方の声があったのでまとめました。突き詰めていけば、多くの方が今回ご案内したような設計になるものの、やはり私としては、ずぼらではなく、ひとつひとつ真剣に考えて取り組んで頂きたい。

何といっても保険は遺族への愛、マイホームの次に高い買い物なのです。真剣にならなくていい理由なんてどこにもないのです。くれぐれもこれでいいんだということではありません。何もしないよりはましだというだけです。そこのところご理解よろしくお願いします。
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