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老後を救う終身保険活用術(1)(2ページ目)

知る人ぞ知る終身保険にはその性質上さまざまな使い道があります。今回は、「使い方」に焦点を当ててご案内しましょう!

長島 良介

執筆者:長島 良介

生命保険ガイド

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誰も助けてくれない老後の生活

終身保険(保障)だけにたよらないマネープランの原則はやはり積立です。積み立てて現金さえ持っていれば、保険は不要なのです。保険料というコストを支払わずにすむベストプランです。

もし現在30歳で、家族のいる人が高齢でなくなった時、現金が終身保険の500万円だけというのはちょっとあり得ない話です。死ななければ、保険金が入らないので貯金が全くないという状態で、治療費に充てるお金もない、病気もできない状態です。これはかなり危険ですが、現実にはこうした人も多いと聞きます。

現在の高齢者の方々は、高度成長期やバブルの恩恵をまだまだ受けているので、企業も国もしっかりと年金を支払っています。住宅ローンの支払いも退職金で完済、さらに余ったお金でマンションや住宅を購入する人も少なくありません。基本的にはお金もちなのです。

しかし、私たち(私は現在41歳ですが)の世代が高齢者と呼ばれる頃にはきっと年金や、社会保障制度も破たんし、かなり厳しい状況なのは確実です。確実に貯蓄して自分で生活資金としてのお金を残すか、一生働けるスキルと健康を維持し続けるかどちらかが必ず必要になります。(ガイドとしては両方をミックスして引退後の生活を豊かなものにしなければ本当に死ぬ時に浮かばれないと考えています。)

昔の人に比べれば、今の人は10歳いや20歳は若いかもしれません。その分長く働くことも十分に可能です。しかし、どんなに若作りして体力があったって年齢には勝てない。仕事ばかりに頼っていては大きな大きなリスクを抱え込むことになります。

やはり、今若いうちから老後の資金としての積立が人生の後半を大きく左右すると断言してしまってもいいと思います。
次回は積立できない運用嫌いな人のための老後にお金を残す方法についてご案内しましょう。
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