携帯電話/キャリア別特徴とおすすめ機種

ソフトバンクの携帯電話を選ぶ(09年冬~10年春)(2ページ目)

ソフトバンクモバイルの2009年冬~2010年春商戦のラインナップが発表された。今回からWi-Fi接続できるモデルを多数用意。100MB級の大容量動画や新聞、雑誌といったリッチコンテンツを用意して、他社との差別化を図ろうとしている。

石川 温

執筆者:石川 温

携帯電話・スマートフォンガイド

ドコモ乗り換え組はパナソニックかNEC

NTTドコモからMNPでソフトバンクモバイルを使いたいというユーザーであれば、パナソニックやNECがオススメになってくる。

「VIERAケータイ」となる940Pは、かつてのD(三菱電機)のシンボル的存在だったスライドケータイ。ぐるぐる回す「スピードセレクター」により、ページ送りなどをサクサクと行うことができる。Dでに人気だったピンクの本体カラーもあり、女性ユーザーが躊躇することなく乗り換えができるようになっている。カメラは811万画素、0.84秒の高速起動を売りとしている。

「VIERAケータイ」940P

「VIERAケータイ」940P(画像クリックで拡大)



もうひとつ、NTTドコモで人気のメーカーと言えばNEC。Nが得意とする薄型ケータイがソフトバンクモバイルでも登場する。

940Nは、薄さ13.9mmに810万画素のカメラを内蔵したスリムケータイ。驚くべきことにこの薄さでありながら、Wi-Fi機能も備えている。薄さと機能性を兼ね備えたモデルであり、ソフトバンクモバイルでありながら「NTTドコモっぽい」というが何とも嬉しいモデルと言える。

薄さ13.9mm、810万画素のカメラを内蔵したスリムケータイ940N(画像クリックで拡大)

薄さ13.9mm、810万画素のカメラを内蔵したスリムケータイ940N(画像クリックで拡大)



パナソニックやNECといった「NTTドコモっぽい」ものが揃う中で、数少ない「ソフトバンクモバイルしかない」モデルと言えば、サムスン電子「OMNIA VISION 940SC」だ。

3.5インチの有機ELディスプレイを搭載したサムスン電子の「OMNIA VISION 940SC」(画像クリックで拡大)

3.5インチの有機ELディスプレイを搭載したサムスン電子の「OMNIA VISION 940SC」(画像クリックで拡大)



3.5インチの有機ELディスプレイを搭載。画面が美しく、タッチパネルで操作性も良くなっている。本体裏側にはスタンドがあり、そこを伸ばすと、横画面にして、机の上などに置いておくことができる。ワンセグや動画などが見やすいのが嬉しいところ。

横画面にして、本体裏側のスタンドを立てると、机の上などに置くことができる

横画面にして、本体裏側のスタンドを立てると、机の上などに置くことができる



韓国メーカーではあるが、ワンセグだけでなく、おサイフケータイも使える。これまでOMNIAは独自のウィジェットサービスを搭載していたが、今回からはソフトバンクモバイル提供のウィジェットにも対応した。

同じタッチパネルのiPhoneと比べるとブランド力がやや弱いところが残念なところではあるが、日本の仕様にとことん対応したタッチパネルとして、注目に値すると言えるだろう。


  • 前のページへ
  • 1
  • 2
  • 3
  • 次のページへ

あわせて読みたい

あなたにオススメ

    表示について

    カテゴリー一覧

    All Aboutサービス・メディア

    All About公式SNS
    日々の生活や仕事を楽しむための情報を毎日お届けします。
    公式SNS一覧
    © All About, Inc. All rights reserved. 掲載の記事・写真・イラストなど、すべてのコンテンツの無断複写・転載・公衆送信等を禁じます