都道府県民共済は、消費生活協同組合法(略して生協法)の認可を受けた各都道府県の生活協同組合で、現在38都道府県で事業を行っています。そして、都道府県ごとの生活協同組合が加盟している元受団体を全国生活協同組合連合会(全国生協連)といい、厚生労働省から認可を受けています。都道府県ごとの生活協同組合は、全国生協連から業務の委託を受けて共済事業を運営しています。加入件数は累計で1600万件以上にもなる大規模な共済です。
呼び名は、北海道では「道民共済」、東京都では「都民共済」、神奈川県では「全国共済」、大阪府と京都府では「府民共済」、その他では「県民共済」となっています。神奈川県には全く別の共済で県民共済(神奈川県民共済生活共同組合)が存在していて保障事業などを行っています。全国生協連の全国共済(神奈川県総合生活共同組合)と混同しないよう注意が必要です。
年齢が違っても月々の掛け金は同じになっているのが特徴的です。商品構成はとてもシンプルですが、保障内容は各共済によって若干内容が異なります。
在住か在勤している都道府県での加入が原則となります。愛知県民共済(愛知県生活協同組合)に加入するには、愛知県内在住か在勤であり、出資金100円を払い込み組合員になる必要があります。
■全労済
新聞折込で共済のチラシが入っていることも |
全労済は、生協法の認可共済団体では最大事業規模の団体であり、共済商品も数多く揃えてあります。こくみん共済は全労済の商品のひとつです。中村雅俊さんと白石美帆さんがイメージキャラクターを務めています。
終身医療共済は掛け金の支払いが終身で、入院の場合日帰りから180日目まで保障しています。通算での保障日数は1000日となっています。定期医療共済は5年または10年毎に80歳まで更新可能となっています。入院の場合は5日以上入院で1日目から180日目まで保障しています。通算での保障日数は終身医療と同じく1000日となっています。他に掛け金が終身払いの終身介護共済や5年または10年毎に80歳まで更新可能な定期介護共済もあります。
初めて全労済の共済に加入する場合は出資が必要になります。出資金は1口100円で10口以上となっています。
月々掛け金約3000円のプランを一覧表にしてみました