「価格」と「利回り」はシーソーのような関係
片方が上がればもう片方が下がる。そんなシーソーのような関係です。 |
一般的な債券は、満期のときに戻ってくる金額や満期までに受け取る利息があらかじめ決まっています。ですから、満期までの期間10年の債券を持っているAさんが、5年後に急な出費があり換金したくなったとしても、世の中の金利が上がっていれば、だれも利息の少ないAさんの債券は欲しくありません。
この債券を買ってもらうためには他のひとが買いたいと思う水準まで債券の価格を下げるしかありません。そうすると、満期のときに戻ってくる金額や満期までに受け取る利息を考えるとAさんの債券の利回り、つまりお得度が高まるというわけです。債券の価格が下がれば利回りは高くなり、逆に価格が高くなれば利回りは低くなりますね。
「外国債券って何?「債券」のしくみを復習!」第1回目の復習はここまで。次回以降では、「格付け」についてご紹介します!
【お知らせ】
■利回り計算の具体例はコチラ(金融広報中央委員会Webサイト)