国債・債券/外国債券の基礎を学ぼう

外国債券って何?「債券」のしくみから復習!(2ページ目)

外国債券って何?の前に。そもそも「債券」のしくみとは?基本を解説しています。

國場 弥生

國場 弥生

外貨預金・外貨MMF ガイド

金融機関勤務を経てFPとして独立したガイドが外貨投資のアレコレをわかりやすく解説。

プロフィール詳細執筆記事一覧

「価格」と「利回り」はシーソーのような関係

片方が上がればもう片方が下がる。そんなシーソーのような関係です。
さて、前ページでもご紹介した通り、債券は満期前でも換金することができます。ただし、その値段は「時価」。つまりその時々の情勢に応じた価格がつくわけです。では「その時々の情勢」は何かといえば、いろいろな要因がありますが、世の中の金利の動きが大きく影響しています。

一般的な債券は、満期のときに戻ってくる金額や満期までに受け取る利息があらかじめ決まっています。ですから、満期までの期間10年の債券を持っているAさんが、5年後に急な出費があり換金したくなったとしても、世の中の金利が上がっていれば、だれも利息の少ないAさんの債券は欲しくありません。

この債券を買ってもらうためには他のひとが買いたいと思う水準まで債券の価格を下げるしかありません。そうすると、満期のときに戻ってくる金額や満期までに受け取る利息を考えるとAさんの債券の利回り、つまりお得度が高まるというわけです。債券の価格が下がれば利回りは高くなり、逆に価格が高くなれば利回りは低くなりますね。

「外国債券って何?「債券」のしくみを復習!」第1回目の復習はここまで。次回以降では、「格付け」についてご紹介します!


【お知らせ】
■利回り計算の具体例はコチラ(金融広報中央委員会Webサイト)
【編集部からのお知らせ】
・「家計」について、アンケート(2025/10/31まで)を実施中です!

※抽選で20名にAmazonギフト券1000円分プレゼント
※謝礼付きの限定アンケートやモニター企画に参加が可能になります
  • 前のページへ
  • 1
  • 2
※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。
本記事の内容は一般的な情報提供を目的としており、特定の金融商品や投資行動を推奨するものではありません。
投資や資産運用に関する最終的なご判断はご自身の責任において行ってください。
掲載情報の正確性・完全性については十分に配慮しておりますが、その内容を保証するものではなく、これに基づく損失・損害などについて当社は一切の責任負いません。
最新の情報や詳細については、必ず各金融機関やサービス提供者の公式情報をご確認ください。

あわせて読みたい

カテゴリー一覧

All Aboutサービス・メディア

All About公式SNS
日々の生活や仕事を楽しむための情報を毎日お届けします。
公式SNS一覧
© All About, Inc. All rights reserved. 掲載の記事・写真・イラストなど、すべてのコンテンツの無断複写・転載・公衆送信等を禁じます